コミケ・ワンフェス直前対策!「俺」流コスプレ撮影術
カット#04 キャッチを入れてレイヤー嬢のハートをキャッチ!
2008年07月29日 21時00分更新
さて連載企画第四回目は、ストロボ活用テクニックを中心に解説する。レイヤーさんを始めとする人物撮影のコツを、いつもの藤山節のノリでお送りする。
本日のお題は、アニメではおなじみの瞳のハイライトとストロボだ。コスプレ会場では、日光がサンサンと降り注いでいるのに、ストロボ光をバカバカ打って撮影している同志を見かけるが、それは意味があってのこと。今回はなぜストロボを使うのか、その秘密について探ってみよう!
美少女アニメの瞳に隠された秘密
まずは見慣れたアニメの瞳を見て欲しい。
アニメの女の子の瞳には、必ずハイライトという瞳に反射する光が描かれている。描き方は色々あるが、少なくとも1つ、多くて3つほどあるハズだ。
しかしこのハイライトを描かないシーンも見かける。
悩んでいるときや病気のときである!
このようにハイライトは、ヒトがイキイキとしてる様子をあらわすのに重要な役割をしている。もちろん、女の子の写真でもそれは同じで、グラビア写真やテレビCMを見ていれば一目瞭然。必ず瞳に反射する光が写っている。写真の世界では、これを「キャッチ」と呼んでいる。
さらに黒目全体をグラデーションで示した画も、一部のアニメで見かけてことがあるだろう。瞳と黒目の区別も付かないぐらいになってしまうと、
ヤンデレ言葉(ことのは)の完成だ!
こうなっちゃうと、まるで誰かに操られて自我がない状態だよね。
さて写真だとキャッチのあるなしで、どのような違いが出るだろうか?
左の写真は、瞳に数ドットの白いキャッチが入っているが、右の写真はまったくない。右の写真はキャッチをレタッチして消したものだが、結構こういう写真ってあるでしょ?
モデルさんは、瞳がかなり茶色いのでキャッチが入っていなくても瞳の輪郭が分かるので、まだ元気に見える。けど、レイヤーさんによっては、瞳が真っ黒なヒトもいて、こんなんなっちゃう場合も……。
ヤンデレキャラは、日陰で光源のない方向を向いてもらって、「病んでる」を演出する手段もあるけど、たいていのキャラは生き生きとしている。
その活力を生み出すのが、ストロボやレフ板と呼ばれる、サブの光源だ!
日中なのにストロボを使って人物を撮影している場合があることを説明したが、その理由のひとつが
ストロボ光でキャッチを入れること!
それだったのである。
キャッチは、太陽や他の光源なんかが写りこむ場合もある(もちろん光源を向いていないと入らない)が、確実に入れるためにはストロボやレフ板が非常に有効なのだ。
(次ページへ続く)

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