Q3 HDMI端子があったら何ができるの?
A3 HDMIは、1本のケーブルで音声・映像をデジタル信号のまま伝送できる規格。映像や音声をアナログ信号に変換せずに伝送できるのが特徴だ。最新のテレビにはほぼ必ずこの端子が搭載されている。
テレビとレコーダーなどの外部機器とをHDMIで接続することで、テレビのリモコンでレコーダーの操作が行なえる「リンク」機能も利用可能となる。
HDMIのバージョン違いについて
実はHDMIにはバージョン違いがある。最初のHDMIver.1.0は2002年に策定された。2002年のver.1.2までは解像度1080pで、フレーム数は毎秒60フレームだった。いわゆる「リンク機能」を実現する「HDMI CEC」に対応するようになったのは次のVer.1.2aから。その後、2006年のver.1.3から解像度は1440p、フレーム数は毎秒120フレームとなり、「Dolby Digital Plus」「Dolby TrueHD」といった音声フォーマットのほか、広色域を再現する「x.v.Color」や色階調の豊かな「DeepColor」に対応するなど革新的に進歩。ハイビジョンやBlu-rayなどの高精細な映像や高音質なサウンドをありのままに再現できるようになった。
Q4 大きいテレビほど高いの?
A4 必ずしもそうとは言い切れない。例えば東芝の「32C3800」は32インチのフルHD対応で実売価格が約15万6000円。同じシリーズの37インチモデル「37C3200」はフルHD対応ではない液晶パネルで、実売価格は約13万円だ。
このようにシリーズやインチによって機能やパネル性能が違ってくるため、一概に大きな画面ほど高いとは言えないのだ。
地雷その2 ブラウン管と同じサイズを買ったら、予想以上に小さかった!
ブラウン管と薄型テレビではサイズ感が異なる。両者の画面の高さをチェックしてみると、29型ブラウン管は41cm、薄型テレビは37V型で44.5cm。37V型じゃ大きすぎると思っても、実は高さはブラウン管の29型とほとんど差がないのだ。
なお、液晶テレビの37V型と、ワイドブラウン管の37型では体格サイズは液晶テレビのほうが若干大きくなる。ただし、ブラウン管は厚みがあるため、壁に寄せたとしても数10㎝は前に出てしまう。薄型テレビはまさに“薄い”ため、前に飛び出すこともない。これだけでもサイズ感は大きく変わる。ブラウン管から乗り換える場合は、ひとまわり大きなサイズがベストだ!
編註:液晶の対角サイズの違いに関する記述を加えました。(6月10日)
この連載の記事
-
第5回
AV
PCとテレビをつなぐ~その魅力と活用テク -
第4回
AV
テレビも人生も超薄っぺらがイイ!壁掛け入門~実戦編 -
第3回
AV
北京を観るイイ・テレビ、選び方のキモは? -
第1回
AV
見せてもらおうか、ハイビジョンの実力を! 麻倉怜士が「逆襲のシャア」を斬る -
AV
イイ!(・∀・)テレビ - この連載の一覧へ