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「MGS4」完成披露会で続編の可能性を示唆?

2008年05月20日 21時08分更新

文● 伊藤 真広

 世界中で累計2200万本以上を販売したコナミが誇るキラータイトルの最新作「メタルギアソリッド4」(以下MGS4)。6月12日に全世界で同時発売されることが決定しているが、その完成披露記者発表会が13日に六本木ヒルズ内のTOHOシネマズにて開催された。

 この日の発表会には、同シリーズの監督兼ゲームデザイナーの小島秀夫氏はもちろんのこと、コナミデジタルエンタテインメント代表取締役の田中氏、SCE代表取締役兼CEOの平井氏が出席して行なわれた。会場となったTOHOシネマズは映画館ということで、開会するとコラボレーション企業のCMを上映、続いてMGS4のオープニングムービーが上映された。

MGS4

オープニングムービー。この美麗なムービーがしばらく続くのだが、後半になると早くゲームをプレイしたくてゲーマーの心が疼くことは間違いないだろう

 PS3の描写性能をフルに活かしたであろうムービーの上映が終わると、コナミの田中氏が登壇。同氏は「エンタテイメント業界では、じっくりとゲームを遊びたいと考えるユーザーが多くいたが、近年ではカジュアルゲームが流行している。カジュアルゲーム全盛といわれる時代に、あえて、メタルギアという大作を投入することを決意した。本作は、ストーリー、映像、音楽、全てにおいて、これまでのゲームにはないリアルなものとなっている」と、本作への期待の高さを感じさせるスピーチを行なった。
 続いて、小島氏が登場し「今回の制作は本当に大変だった。一時期は完成の目処が立たない螺旋を登っているような感じがした。MGS4では数々の限界へ挑戦した。まず、未知なるハードであるPS3への挑戦、HD、5.1chを含む映画並みのハイクオリティへの挑戦、シリーズ最大ボリュームへの挑戦、シリーズ最大のスタッフ数と組織で制作することへの挑戦、シリーズ最終作への挑戦、世界同時発売への挑戦など、数々の挑戦をクリアして完成に漕ぎ着けた」と感極まった様子で語った。
 小島監督が熱い思いを語り終えると、PS3とのコラボCMが上映され、SEC代表取締役の平井氏が登場。 「今日の発表会の前に、小島監督からゲームを見せてもらった。映像のすばらしさ、ストーリーのすばらしさ、ゲームプレイの奥の深さ、各シーン、各レベルで私に伝わってきた。監督のプレイするMGS4を観ていた時間は、1時間半から2時間くらいだったが、本当にあっという間だった」とMGS4を目にした際に受けた衝撃の凄さを感じさせるコメントが飛び出した。

田中氏

「MGS4を魅力を伝えるために、ハイスペックなPS3の性能を最大限に活用することで、製作者の思いを妥協することなく実現できた」と語るコナミの田中氏

小島氏

「カジュアルゲーム全盛のなか、従来の熱いゲーマーに、もう一度ゲームを楽しみを知ってもらい、文化に近づいているゲームの火を消してはならない」とゲームを復興したいという熱い思いを激白する小島氏

平井氏

「PS3を牽引してくれるプラットホームになってくれるに違いない。PS3の目指すインタラクティブエンタテインメントの理想形」と語ったSCEの平井氏

 続いて、実機を使ったゲームプレゼンテーションが小島監督により行なわれた。監督によると今回のMGS4は章立てになっているという。何章で構成されているかは明かせないとのことだが、シリーズ最大ボリュームとのことなので、かなりの章が用意されていることが予想される。この日は、第一章「リキッドサン」が実演されたのだが、各章の冒頭で“スネーク”の帰りを待つ“サニー”が目玉焼きを焼くムービーから流れ、この目玉焼きの焼け具合はストーリーと密接に関係しているという解説があった。

サニー

各章の冒頭に登場する少女サニー。彼女が作る目玉焼きに込められた意味とは。そして名前の由来はやはり目玉焼きの焼き方サニーサイドアップから来ているのだろうか?

(衝撃の展開の次ページへ続く)

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