発売まで5日に迫ったPS2用対戦格闘アクションゲーム「戦国BASARA X(クロス)」のトークイベントが、渋谷のパセラリゾーツ グランデで6月21日に開催された。
同ゲームは、迫り来る敵をバッサバッサと切り倒すアーケードゲーム「戦国BASARA X」を家庭用ゲーム機に移植した作品。アーケード版でプレイヤーが選べるキャラクターは伊達政宗、真田幸村、前田慶次、長曾我部元親、毛利元就、上杉謙信、お市、織田信長、豊臣秀吉、本多忠勝の10人だったが、家庭用の移植にあたり、人気の高かった片倉小十郎、竹中半兵衛の2人が追加されて、プレイヤーキャラは計12人となっている。
雨が降りそうで降らない梅雨の蒸し暑さが体にまとわり付く天候のなか、トークイベントの会場には抽選に当たったファンが終結していた。イベントが始まるとまず壇上に、プロデューサーの小林裕幸氏が登場し、STUDIO 4℃が作成したトレーラームービーを上映。続いてお市役を演じる声優の能登麻美子さんが登壇し、トークライブはヒートアップしていった。
トークライブは、小林プロデューサーから、お市の声が能登さんに決まったときの感想をからスタートした。
【小林】 ちなみにお市を演じるにあたって注意したことなどはありますか?
【能登】 歴史上のこともあって、芯の強いイメージを勝手に想像していたんですが、戦国BASARAのお市を知って……どうしよ~って(笑)
【小林】 なんでこんなに病んでいるんだろうって?(笑)
【能登】 むずかしいな~って。実際、収録のときもキャラクターを掴むまで苦労しました。役がなじんできてからは、市の嘆いているというか世を儚んでいる、どこか救いを求めているみたいな、そんな彼女の心情を丁寧に表現したいなと思いました。
【小林】 お市の好きな台詞は?
【能登】 1つ選ぶとすると……「あなたの風は、市をどこにつれていくの」です。
【小林】 意外でした。僕は「市のことを助けてくれるの?」というキャラクターを選択時に言ってくれる台詞です。やってくれませんか?
と小林氏がリクエストすると能登さんは気軽に「いいですよ」と答えて、生でキャラクター選択シーンの台詞を読み上げた。これで、トークは一時中断し、この日のために用意されたお市特別ムービーが上映された。ムービー上映中、能登さんは画面に見入っていた。
続いて、完成した「戦国BASARA X(クロス)」で能登さんと小林氏が対決。能登さんは、自らが演じたお市。小林氏は新キャラ片倉小十郎を選んだ。能登さんは対戦格闘が苦手ということで、苦手な人でも必殺技などを簡単に出せる「簡単モード」を選択。小林氏は当然ながらマニュアル入力の通常モード。勝負は2本先取。1本目は、能登さんに操作方法を小林氏が教えながらだったため、能登さんが勝利。2本目はちょっと本気を見せた小林氏が、ぎりぎりで勝利し、イーブンに。待った無しの3本目、熱い戦いが繰り広げた結果、能登さんが勝利を収めるという大波乱で、対戦コーナーが終了した。
(C)CAPCOM
能登さんを起用した理由とは?(次ページへ続く)
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