ビビッドかリアルか、絵作りのはばも広げる
また、カラーモードも従来の標準/ビビット/セピア/モノトーン(白黒)に加え、リアルというモードが加わった。ビビットが彩度を強調しより鮮やかになるのに対し、リアルでは現物に近い発色を重視したものとなる。
「EX連写」と呼ばれる機能も追加された。画素数は300万画素相当まで下がってしまうものの、5fps(毎秒5枚)で最大100コマまで連写可能となる。W200でもフル画像での連写は可能だったが、1.8~2fps程度とかなり低速だった。画素数が下がってしまうのは残念だが、やはり速い動きの被写体を追うような使い方では2fps程度では物足りなかっただけにありがたい。
【カラーモードの比較1】カラーモードは“標準”。なお、サイバーショットの最近のモデルと同様に、マクロのみのモードも用意されているものの、標準モードでも近接でピントが合う“標準&マクロ”となっているため、近接時でもマクロモードに切り替える必要はない。プログラムオート、1/160秒、F5.6、ISO 100
【カラーモードの比較2】カラーモードは“ビビッド”。かなり彩度が上がり、コントラストも強めな印象を受ける。ビビッドモード自体は従来のサイバーショットにも搭載されているが、やはりちょっと派手すぎるきらいがある。プログラムオート、1/160秒、F5.6、ISO 100
【カラーモードの比較3】カラーモードは新設された“リアル”。確かにナチュラルな印象で、見比べると標準モードでもかなりの彩度強調がなされているのが分かる。やや地味な印象こそあるが、このモードで撮っておいてPC側で彩度強調などを行うのもよいだろう。プログラムオート、1/160秒、F5.6、ISO 100