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「ペンタブのワコム」が作ったDJツールの開発思想を聞く

2009年10月25日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 「DJ」と言われて多くの人がイメージするのは、片耳にヘッドホンを当て、ターンテーブルを回し、ビニール盤をこすっている人の姿だろう。ただし、DJ機材の方はどんどん進化し続けている。ビニール盤はCDになり、ターンテーブルはタッチセンス式のコントローラーになり、PCでオーディオファイルを操作するPCDJも普及している。

 そうした進化の最先端にあるのが、ワコムの「nextbeat X-1000」というツールだ。ノンPCでオーディオファイルをソースとして扱う、本格的なスタンドアロンのDJ機材として、DJたちの注目度も高い。その使い勝手は大いに気になるところだ。

 そこで、まずnextbeat X-1000という製品について、株式会社ワコムNEXTBEAT事業推進部の清水豊さんにお話を伺った。そして 世界的に有名なクラブミュージック配信サイト「beatportでも音源を発表し、かつDJとしても活動しているボーカロイドPのbakerさんにテスターをお願いした。彼に1ヵ月ほど使ってもらい、一体nextbeatで何ができるのか? その様子を数回に分けてリポートしようと思う。

beatport : フロアで要求される質の高い音源が揃っている。フォーマットは320kbpsのMP3、192kbpsのAAC、WAV。いずれもDRMはかかっていない。通常のWebブラウザでダウンロードできる他、Native InstrumentsのDJソフト“TRAKTOR”から直接利用可。

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