iPhone、100ドルPC、Rolly、Eye-Fi Card、Spider Pro
日本未発売のレアモノ続出! 林信行お勧めの、忘年会で大ウケした「ガジェット5」
2007年12月30日 09時00分更新
【4】未来を感じさせる「Eye-Fi Card」
4つ目は、Wi-Fi通信カードとSDメモリーカードが一体化した製品「Eye-Fi Card」。
オープンな無線LAN環境があれば、デジタルカメラで写真を撮った端から自動的にFlickrやfacebook、Picasa、Vox、TypepadといったSNSやブログに自動的に画像を送信し、同時にパソコンにも転送してくれる。ケーブル接続は一切不要だが、現在の仕様では、ウェブサービスへの転送の際にも、一応、同時に転送するパソコンを起動しておく必要がある。
小さいSDカードに、2GBのメモリーカードと無線LANカードが両方とも収まっているというだけでも驚きだが、それに加えて、カードの中から自動的に新しく撮影した写真だけを選んで、ウェブサービスやパソコンに転送してくれるというのもスゴい。
このカードを差すだけで、ただ撮るだけだったデジタルカメラに、急に通信機能とインテリジェンスが加わったような印象だ。
最初にウェブブラウザーでIDとパスワードを設定しなければならないし、会員制無線LANサービスなどでは利用できないという制限はあるものの、その日、デジカメで撮ってきた写真が、家に帰ると同時にケーブル接続なしで転送されるという体験は、デジタルカメラに対しての認識が変わるくらい画期的なことだろう。
こちらも残念ながら日本未発売の製品だが、メーカーとしては日本進出についても積極的に考えているようだ。
ただしこの製品、忘年会アイテムとしては、ちょっと問題があって、会場にオープンな無線LANがないとデモができず、話しだけで終わってしまう。
一方で、オープンな無線LANがあれば、忘年会の様子を、ほぼリアルタイムで実況中継できる必殺のアイテムにもなり得る。
忘年会では、製品の仕様の説明の後、来年は無線LANでネットワーク化される家電がおもしろくなりそうだ、という話をしている。
そういえば、人気ブログ「キャズムを超えろ!」の筆者、wa-ren氏も、メーカーを辞め、2008年にネット家電のベンチャーを興すという。今後の動向に注目していきたい。
(次ページに続く)