マイクロソフト(株)は8日、統合インターネットサービス「Windows Live」のサービスを、一部を除いて正式スタートを開始すると発表した。正式スタートが開始されるLiveサービスは以下のとおり。
- メールクライアントサービス「Windows Live メール」
- メッセンジャーソフト「Windows Live Messenger」
- 写真編集ソフト「Windows Live フォトギャラリー」
- ブログ編集ツール「Windows Live Writer」
- フィルタリング設定ツール「Windows Live OneCare ファミリーセーフティ」
- ウェブ検索ツール「Windows Live ツールバー」
すでに提供を開始しているウェブメールサービス「Windows Live Hotmail」、ブログサービス「Windows Live スペース」、ウェブ検索サービス「Live Search」と合わせると、9つのサービスが正式提供されることになる。なお、今月6日にベータサービスが開始された、カレンダーの共有が行なえるウェブサービス「Windows Live カレンダー beta」については、beta版のまま提供される。
Windows Live メールは、ウェブメール「Windows Live Hotmail」だけではなく、米グーグルのウェブメールサービス「Gmail」など、他社のウェブメールを含めた複数の電子メールアカウントを一括管理できる無料のメールクライアントソフト。すべてのメールアドレスから受信した電子メールを1ヵ所で閲覧できる機能「未開封メールトレイ」を用意している。また、迷惑メールなど危険性が高いと判断された電子メールについては、色別表示されるのが特徴。
Windows Live フォトギャラリーは、画像のトリミングなどのレタッチや、タグごとに整理して管理できる写真編集ソフト。ブログサービス「Windows Live スペース」に画像データを直接アップロードできるほか、富士フイルム(株)のオンラインプリントサービス「FUJIFILMオンラインプリント」などに直接接続して注文することもできる。
Windows Live Writerは、サーバー上にある自分のブログのデータとパソコン側のデータを同期して、パソコン上での編集結果を自動的にサーバー側に反映する機能を備えるブログ編集ソフト。5月よりベータ版提供(関連記事)を行なっている。URLやパスワードを設定することにより、他社のブログサービスでも利用することもできる。
また、Live メール、Live Messenger、Live ツールバー、Live フォトギャラリー、Live Writer、Live OneCare ファミリーセーフティの6サービスを一括でインストールできるオールインワンインストーラー「Windows Live おすすめパック」の提供も開始した。このインストーラーには、各サービスがバージョンアップした際に更新を告知するユーティリティーツールも含まれている。
サービス内容そのものは、正式サービス開始にあたって有料化されるといった大きな変更はなく、ベータ版時に利用できていた時と同様に利用が可能だ。なお、米国でベータ版サービスを行なっているオンラインストレージサービス「Windows Live SkyDrive beta」については、日本での提供時期は未定となっている。
