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シリーズ【疑問】 第13回

touchを買う前に知っておきたい。iPodの引越し術

2007年10月05日 17時00分更新

文● 中野利佳

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iPodユーザーがパソコンを買い替える時の疑問


Q 古いパソコンから新しいパソコンへiTunesのライブラリーを移す方法は?
A 方法は2つある。

  • (1)iTunesのver7以降に搭載されているバックアップ機能を使う
  •  「ファイル」→「ディスクへバックアップ」でCD-RやDVD-Rにいったんライブラリーをバックアップし、新しいパソコンに復元する。
iTunes動作画面5

ver6以前にはなかった機能

  • (2)ライブラリーが格納されたフォルダを手動でコピー
  •  上記バックアップ機能はバックアップ先にHDDを選べないので、ライブラリーの容量が大きい場合は適さない。そんなときは、「iTunes」フォルダを丸ごと新しいパソコンのHDDにコピーしよう。「iTunes」フォルダの格納場所は、「編集」→「設定」→「詳細」で調べることができる。
iTunes動作画面6

この画面で「iTunes」フォルダの場所を確認。古いパソコンの「iTunes」フォルダをコピーし、新しいパソコンの「iTunes」フォルダを上書きする

  • *音楽ファイルがHDD上のあちこちに散らばってしまっている場合には、バックアップ前に「iTunes」フォルダに音楽ファイルを集める必要がある。「編集」→「設定」→「詳細」→「ライブラリの統合」で、すべての楽曲を「iTunes Music」フォルダにコピーしておこう

Q iTunes Storeで購入した曲を再生できるパソコンの数は5台までだが、よくパソコンを買い替える人は、いつか購入した曲を再生できなくなる?
A 購入した曲を再生できるパソコンの数は5台までと決まっているが、すでに使わなくなったパソコンの認証は解除できる(そのパソコンで再生しない設定にできる)。パソコンを買い替えても、古いパソコンの認証解除をしっかりやれば、曲を聴き続けることができる。

iTunes動作画面7

「Store」→「コンピューターの認証解除」で解除できる



iPodユーザーが、ほかのメーカーのオーディオプレーヤーを購入するときの疑問


Q iTunesを使って、iPod以外のプレーヤーへ曲を転送できる?
A 基本的にはできない。ただし、アイリバー・ジャパンやクリエイティブメディアなどのドラッグ&ドロップで曲を転送できるものであれば、擬似的に転送が可能。iTunesの画面上から好きな曲を選択し、プレーヤーのフォルダへドラッグ&ドロップでコピーすることができる。

iTunesからiPod以外の曲へ曲をコピー

(1)iTunesとオーディオプレーヤーのフォルダを開いて並べる(2)iTunesから任意の曲をドラッグ&ドロップする

 またソニーのウォークマンシリーズ用転送ソフト「SonicStage」や、「Creative ZEN」の専用転送ソフトなどのように、iPodのライブラリーを直接読み込めるソフトもある。

*DRM付きのAACは不可。WAVE形式とAIFF形式のファイルの場合、曲名は読み込めるが、アーティスト名とアルバム名は読むことができない

SonicStageでiTunesのライブラリーを取り込む

ソニーの「SonicStage」。「音楽を取り込む」→「フォルダを指定して取り込む」で、iTunesのライブラリーが格納されているフォルダを選択すれば、iTunesに入ってる曲をSonciStageに読み込める

Q iTunes Storeで買った曲は、iPod以外のプレーヤーで再生できる?
A iTunes Storeで購入した楽曲の多くはDRMがかかっているので不可だが、DRMフリーとなっているiTunesPlusの楽曲では可能。ただし、プレーヤーがAACに対応している場合に限る。少々手間はかかるが、いったん音楽CDとして焼き、ほかのプレーヤー専用ソフトで再度リッピングする方法もある。



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