TBSの青木裕子アナも登場
次にスミス氏はすでに提供が開始されている同社の地図情報プラットフォーム「Virtual Earth」を紹介し、日本におけるウェブクリエイターやデベロッパー向けの展開として、日本の地図情報の利用を可能とし、日本語版SDKの提供を行なうとした。
このVirtual Earthを導入した事例として(株)リクルートメディアテクノロジーラボのチーフエンジニアである舩見 高貴生(ふなみたかお)氏が登壇した。同ラボでは同社のウェブサービスであるリクルートウェブサービスを開発しており、今回ここで提供している海外旅行情報サービス「エイビーロード」とVirtual Earthを組み合わせた「地球で旅行検索」を開発した。
このコンテンツでは関連する都市が地図上にマッピングされており、例えば“癒し”といったキーワードで検索をかけると、関連する都市が地図上に表示され、エイビーロードからどのようなツアーが出ているかが表示できる。さらにツアーがどのような都市を回るかも地図上で確認できる。山などの自然地形はもちろん、都市の建物なども3D表示ができるようになっており、さながらバーチャルツアーといった趣きで、楽しめる事請け合いだ。
もっともこれだけで行った気になって、エイビーロードのツアーサービスを利用しない、なんてことにならないといいのだが。
最後にスミス氏は新たなメディアエクスペリエンスとしてWindows Media Centerを紹介し、「ファミリーのための新しいチャネルを提供するものだ」とした。Windows Media Centerの事例として紹介されたのは、(株)TBSテレビが提供する、横浜ベイスターズのファンサービスコンテンツ「HamastaWAVE」。同コンテンツの紹介に登壇したのは、TBSの人気女子アナウンサーの青木裕子さんと同社のマスコットキャラクターBooBo(ぶーぶ)、横浜ベイスターズのマスコットキャラクターのホッシーだ。
もっとも青木アナはサービスの概要と使い方を説明するためのお手伝い役で、実際のデモを行なったのは、同社コンテンツ事業局デジタルセンターデジタル戦略部部長の小林成年氏だ。このコンテンツでは、横浜スタジアムで行なわれる同球団の試合映像を配信するだけでなく、イニングごとに視聴したり、試合の見どころを楽しむことができる。また、試合成績がデータ化されており、特定のシーンを検索して見ることもできる。
