このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

顔認識AF/AEも搭載

松下電器産業、ライブビュー機能を大幅強化したデジタル一眼レフ機「LUMIX DMC-L10」を発表

2007年09月25日 15時00分更新

文● 編集部 小林 久

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

顔認識や、被写体ぶれ軽減機能も装備


 映像処理エンジンは、ヴィーナスエンジンIII。フレーム内の人物を最大15人まで検知して、最適なピントと露出、人物の追従、フラッシュ発光の有無などを決める「顔認識 AF/AE」や、撮影対象の動きを検知して最適なISO感度を求め、被写体ぶれを防ぐ「インテリジェントISO感度コントロール」など、LUMIXシリーズのコンパクト機で培った技術をもれなく搭載している。

内部基盤。超音波振動によるゴミ取り機能は引き続き装備。LiveMOSから2チャンネルで読み出した信号はヴィーナスエンジンIIIで処理される

 ファインダーの視野率は95%、倍率は0.92倍(付属の1.2倍マグニファイヤー使用時は1.12倍)。連写性能に関してはRAW、JPEGとも毎秒3コマ(高速時)と従来機と同等だ。最大ISO 1600相当の高感度撮影に対応する。記録メディアはSDメモリーカード(SDHC対応)。フィルムモードは従来からサポートしてきた7種類に加え、意図的に色褪せた色調にする「ノスタルジック」や、原色に近いビビットな色合いの「ハイブラント」の2つが追加された。

 本体サイズは幅134×奥行き77.5×高さ95.5mmで、重量は約480g。バッテリーは専用のリチウムイオン充電池。バッテリー寿命はCIPA測定基準で、約450枚。



手ぶれ補正には「流し撮り」モードも追加


 同時発表されたLEICA D VARIO-ELMAR 14-50mm/F3.8-5.6 ASPH./MEGA O.I.S(L-RS014050)は、ライカDレンズの新しいラインアップで、35mmフィルム換算での焦点距離は28~100mm相当。レンズシフトによる光学式手ぶれ補正機能も搭載している。

LEICA D VARIO-ELMAR 14-50mm/F3.8-5.6 ASPH./MEGA O.I.S

新たに追加された標準レンズ「LEICA D VARIO-ELMAR 14-50mm/F3.8-5.6 ASPH./MEGA O.I.S」

LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm/F3.5-5.6

300mm相当の望遠撮影にも対応した「LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」

 歪曲収差や周辺部分の解像度落ちの少なさ、フレア/ゴースト耐性の高さなど、ライカDレンズの特徴を踏襲。設計書/実写/工場監査の3段階での認証プロセスと設計基準も新たに設定したという。

 レンズは11群15枚構成(非球面レンズ2枚、EDレンズ2枚)で、7枚羽根の円径絞りを採用。最短29cmの撮影が可能。光学式手ぶれ補正には従来の「MODE1」(常時補正)、「MODE2」(シャッター時補正)に加え、流し撮り撮影に便利な「MODE3」(垂直方向のぶれのみ補正)も追加された。レンズの全長は93cm。重量は434gで、DMC-L10の本体(重量480g)を合わせても1kg以下となる。本体との重量バランスにも優れた設計にしたという。LEICA D VARIO ELMAR 14-50mmの単体販売価格は9万9750円。発売は10月26日。

 また、35mmフィルム換算で最大300mm相当の望遠撮影が可能な高倍率ズームレンズ「LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」(L-RS014150)も同時発表となった。こちらは11群15枚構成(非球面レンズ4枚、EDレンズ1枚)で、超音波モーターを使用している。最短撮影距離は50cm。レンズの全長は90.4mm。重量はは535g。価格は17万100円で、発売は11月23日。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン