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初のマイクロフォーサーズ搭載機「LUMIX DMC-G1」発表

2008年09月12日 23時41分更新

文● 小林 久/トレンド編集部

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 一眼レフからミラーをなくし、小型で軽量な「デジタル一眼」の開発を可能にするレンズマウント規格。それが「マイクロフォーサーズ」だ。同規格を採用したデジタルカメラが早くも登場した。

赤のカラーバリエーション

DMC-G1。デジタル一眼では珍しい、赤のカラーバリエーションも用意している

一体型機なみに小さく、しかもレンズ交換可能


 パナソニックが12日に発表した「LUMIX DMC-G1」は、レンズ交換にも対応しながら、標準ズームレンズ込みのサイズで、幅124×奥行き105.2(45.2+60)×高さ83.6mm、重量約635g。同社一体型機の「DMC-FZ50」よりもコンパクトで軽い。

DMC-G1

ビューファインダー+背面液晶ディスプレーのWライブビューを採用。レンズ交換可能だが、ミラーをなくし本体を大幅にコンパクト化

マイクロフォーサーズ

レンズを外したところ。不注意で撮像素子に触れてしまいそうなぐらい、レンズマウントと撮像面の距離は近い

 AEとAFは撮像素子で受けた情報を利用する。AF方式はデジタル一眼レフ機で一般的な位相差AFではなく、撮像素子を利用するコントラストAF方式。ただし合焦速度は、0.3秒と高速。これは同社の一眼レフ機「LUMIX DMC-L10」関連記事)と比較して約3倍の速度で、同機の位相差AF(0.2~0.5秒)と比べても遜色ないレベルだ。



業務用機なみに見やすいLVF、LUMIX初のHDMI端子も


 光学式ファインダーはなく、背面液晶ディスプレーまたはライブビューファインダー(LVF)で構図決めする。LVFは業務用ハイビジョンビデオカメラと同水準の144万ドット、視野率100%/約0.7倍(35mmフィルム換算)と高品質なものを採用した。背面液晶パネルは3型(46万ドット、アスペクト比3:2)で、左右180度、上下270度に動くバリアングルタイプ。

上部から

上部から見たところ。一見すると一般的な一眼レフ機だが、実際のサイズはそれよりも一回り、いや二回り小さい!

上部から

中央がDMC-G1。液晶ディスプレーはバリアングルタイプ

カットモデル

カットモデル。従来機DMC-L10も決して大型のカメラではなかったが、比較するとこれだけ違う

モードダイヤル

モードダイヤル。LUMIXのコンパクト機でおなじみのおまかせiAモードも用意している。初心者にも優しい作り

 このほか超音波振動によるホコリ除去機能や光学式手ぶれ補正(標準レンズ、ダブルズームキット付属レンズに内蔵)に加え、HDMI端子も装備する。

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