既報のとおり、松下電器産業(株)は25日、デジタル一眼レフカメラ「DMC-L10」(レンズキット)を10月26日に発売すると発表した(関連記事)。ここでは、同日、東京・有明のパナソニックセンター東京で開催された製品発表会の模様を写真を中心にお伝えする。なお、製品の詳細は先にお伝えしたニュース記事を参照いただきたい。
発表会では、パナソニックAVCネットワークス社DSCビジネスユニットの房 忍(ふさ しのぶ)氏が「デジタル一眼レフカメラの市場は、コンパクトカメラを上回る伸び率で拡大している。今年度で100万台が視野に入る規模だ」と切り出した。
同氏はDMC-L10について、一眼レフでは世界初となる「フリーアングル液晶とライブビューの連携」や「顔認識AF/AEを搭載して、コンパクト機以上の使いやすさを実現した点」などを強調。これらの機能を通じて「一眼レフを世に広めていく」と意気込みを述べた。
サクサク撮れるライブビューモード
発表会終了後、DMC-L10の企画担当者にDMC-L10で何に力を入れたかについてコメントを求めた。
「ライブビューといっても各社で操作方法や仕様の制限はさまざま。今回こだわったのはファインダーでの撮影時と同等のレスポンスを実現すること。ライブビュー使用時のレリーズタイムラグはファインダー撮影時と比べてコンマ1秒程度しか違わない」(企画担当者)
筆者も実際に、展示機でライブビュー機能をONにして撮影してみたが、ファインダー撮影時と変わらないレスポンスの良さを感じ、次々とシャッターボタンを切ってももたつく感じは受けなかった。
DMC-L10の価格はオープンプライスで、レンズキットは10月26日、ボディー単体で11月22日に発売される。店頭での実売価格はレンズキットが15万円前後、ボディー単体で10万円前後になる見込みだという。