マイクロソフト(株)は12日、東京・恵比寿のガーデンホールに報道・メーカー関係者などを集め、“東京ゲームショウ2007”に向けた製品発表会“Xbox 360 Briefing 2007”を開催した。
発表会では、進行役として執行役 ホーム&エンターテイメント事業本部長の泉水 敬(せんすい たかし)氏が登場し、年内に発売予定のXbox 360ゲームタイトルおよび2008年に発売予定のタイトルについて紹介した。
ロストオデッセイは12月6日に発売が決定!
まずトップバッターとして紹介されたのは、“ファイナルファンタジー”の生みの親である坂口博信氏が手がけ、作家の重松 清氏がシナリオを担当する大作RPG『ロストオデッセイ』。2007年発売予定とされてきたが、ここで正式な発売日が12月6日であると発表された。価格は7140円で、対象年齢(CERO)は“C区分”(15才以上対象)。
坂口氏は、「現在の完成度は95~96%くらいで、来月にマスターアップするのが間に合う条件。繋ぎの部分や細かいところを修正していますが、まぁ大丈夫でしょう」と状況を語った。
その後、坂口氏による実機でのプレイデモが披露された。漫画家の井上雄彦氏のキャラクターデザインそのままに、縦横無尽に動きまわるキャラクターが魅力的だ。戦闘シーンは坂口氏の前作『ブルードラゴン』を踏襲したコマンド選択式で、魔法のネーミングもブルードラゴンと同様のものを採用しているようだ。画面と画面の切り替わりもわずか2~3秒程度で、ストレスを感じさせない出来になっている。
デモの最後に飛竜の姿をしたボスが登場し、激闘を繰り広げるが、なんとここで回復魔法を唱えようとした仲間がやられてしまい、そのまま全滅してゲームオーバーになってしまった。演出かと思われたが、単純にミスだったようで、坂口氏は「リハーサルではうまくいったんだけど……」とコメントしていた。
また、坂口氏は東京ゲームショウ2007でのプレイアブル出展について、「プレイアブルで出展させたかったが、マスターアップに向けて急ピッチで作業が進められており、残念ながらできませんでした」と、参考映像のみでの出展となっていることを明かした。そのほか、今年11月に改めて発表会の開催を予定しているという。
お詫びと訂正:記事掲載当初、東京ゲームショウ2007でのプレイアブル出展を予定しているとの記述がありましたが、東京ゲームショウ2007ではロストオデッセイのプレイアブル出展はありません。関係者ならびに読者にご迷惑をおかけしたことをお詫びし、ここに訂正いたします(2007年9月13日)。
発表会は2部構成の予定で、1部にはキャラクターデザインを担当した井上雄彦氏、シナリオを担当した重松 清氏のほか、主人公たちの声を担当した声優(現時点で未公表)が出席するという。2部では、ファイナルファンタジーシリーズの音楽を担当し、ブルードラゴンおよびロストオデッセイでも音楽を担当している植松伸夫氏によるコンサートが予定されているという。
なお、ロストオデッセイは全世界に先駆けて日本で発売され、日本以外でのアジア地域は2008年1月に、北米および欧州地域では2008年2月に発売する予定だ。
