同じボディーサイズで大画面化！ VALUESTAR N
横幅を増やさずに液晶ディスプレーを17インチに大型化した“VALUESTAR N”『VN750/KG』
2007年夏モデルで登場した話題を呼んだ、ディスプレー一体型デスクトップ“VALUESTAR N”シリーズ(関連記事)は、新たに17インチワイド液晶ディスプレーを採用したモデルがラインナップされた。
VALUESTAR Nシリーズは“ノートのような軽快さ”を追求し、液晶ディスプレーの背面にノートパソコン並みのコンポーネントとスロットインタイプのDVDスーパーマルチドライブを内蔵した、薄型の本体を特徴としたシリーズである。従来機種は15.4インチワイドサイズ(1280×800ドット)のディスプレーを採用していたが、新製品の最上位機種『VN750/KG』では、画面サイズが一回り大きく解像度も高い17インチワイドサイズ(1440×900ドット)のディスプレーを採用した。
画面が大きくなったにも関わらず、本体の横幅は従来機種とまったく変わらぬ44cmをキープしている。大型液晶ディスプレー搭載によって左右のフレーム部分がより小さくなったので、見た目にも画面が大きくなったのが強く印象づけられるようになった。ちなみに、従来機種は左右の“脚”がディスプレー面と同一平面になっていたが、VN750/KGでは多少外向きに曲がった形状をしている。これは設置時の安定性を高めるためという。付属のワイヤレスキーボードも改良され、テンキー付きながらよりコンパクトなサイズとなった。
スペック面では、CPUにデュアルコアのモバイル向けTurion 64 X2 TL-52(1.6GHz)を搭載。チップセットにはAMDプラットフォームの最新チップセット“AMD M690V”を採用している。GPUはチップセットに内蔵のRadeon X1200を使用する。
15.4インチワイド液晶ディスプレーと地上デジタル放送チューナーを備える『VN570/KG』
17インチモデルのVN750/KGはテレビ機能を持たないが、従来機種と同じ15.4インチワイド液晶ディスプレーモデルには、地上デジタル放送チューナーを内蔵した『VN570/KG』もラインナップされている。主なハードウェア面は2007年夏モデルを継承しており、搭載CPUのSempron 3400＋やAMD M690Vチップセットなどは変わらない。一方で、夏モデルではテレビ機能なしモデルに搭載されていたHybrid HDD(基板上に大容量のフラッシュメモリーを搭載したHDD)を内蔵して、HDDのパフォーマンスの向上を図っている。容量は160GB。
これら2機種のほかに、15.4インチワイド液晶ディスプレーとSempron搭載でテレビ機能を持たない下位機種『VN500/KG』もラインナップされている。また、ウェブ直販モデル『VALUESTAR G タイプN』では、最大4GBのメモリー搭載や容量200GBのHDD内蔵を選択できるほか、店頭モデルにはない“Turion 64 X2＋地デジチューナー”という構成を選択可能となっている。
主な仕様と予想実売価格価格は以下のとおり。VALUESTAR G タイプNの最小構成価格は14万円前後。発売時期はいずれも今月上旬(VN750KGのみ今月下旬)の予定。
- VN750/KG
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CPU：Turion 64 X2 TL-52(1.6GHz)｜メモリー：DDR2-677 1GB｜グラフィックス：AMD M690Vチップセット内蔵
ディスプレー：17インチワイド 1440×900ドット｜HDD：120GB｜光学ドライブ：DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ｜TV機能：搭載せず｜無線通信機能：IEEE 802.11a/b/g
サイズ：幅440×奥行き180.1×高さ319.2mm(最小傾斜時)｜重量：約4.2kg｜OS：Windows Vista Home Premium
予想実売価格：20万円前後 - VN570/KG
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CPU：Sempron 3400＋(1.8GHz)｜ディスプレー：15.4インチワイド 1280×800ドット｜HDD：160GB｜TV機能：地上デジタル放送チューナー内蔵
サイズ：幅440×奥行き162.9×高さ316.1mm(最小傾斜時)｜重量：約4.4kg｜それ以外の主な仕様はVN750/KGと同等
予想実売価格：22万円前後 - VN500/KG
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HDD：120GB｜TV機能：搭載せず｜重量：約4.0kg｜それ以外の主な仕様はVN570/KGと同等
予想実売価格：17万5000円前後
薄型＋クアッドコア VALUESTAR Lシリーズ
スリムタワーの筐体にクアッドコアCPUを搭載した“VALUESTAR L スタンダードタイプ”『VL770/KG』
スリムタワー筐体のデスクトップパソコン“VALUESTAR L”シリーズは、従来同様ホワイトの筐体の“VALUESTAR L スタンダードタイプ”と、ブラックの筐体でさらにコンパクトな“VALUESTAR L スリムタイプ”の2種類がラインナップされている。
特に目玉はスタンダードタイプの上位機種『VL770/KG』で、薄型筐体ながらクアッドコアCPU“Core 2 Quad Q6600”(2.40GHz)を搭載している点を特徴としている。さらに記録型BDドライブを標準搭載しているほか、GPUにもDirectX 10対応のGeForce 8400GSを採用するなど、ハイスペックな構成となっている。テレビ機能は内蔵しないが、HDDは500GB、20インチワイドサイズ(1680×1050ドット)の液晶ディスプレーが付属するなど、それ以外のスペックも充実している。
スタンダードタイプのもう1機種『VL570/KG』は、Core 2 Quad Q6600搭載はそのままに、光学ドライブにDVDスーパーマルチドライブ、GPUにチップセット内蔵機能(Intel G33 Express)を使用する廉価な高性能CPU搭載機となっている。
安価ながらデュアルコアCPUに強化された“VALUESTAR L スリムタイプ”『VL300/KG』
スリムタイプの『VL300/KG』も、前機種と比べてCPUが強化されている。前機種(VL300/JG)がCeleron D 360(3.46GHz)を搭載していたのに対し、VL300/KGではPentium Dual-Core E2140(1.60GHz)を搭載し、デュアルコア化による処理性能向上を実現した。マザーボード側の仕様は前機種と同様で、GPU内蔵のRadeon Xpress 200チップセットを搭載するほか、17インチSXGA(1280×1024ドット)液晶ディスプレーが付属する。
スタンダードタイプのウェブ直販モデルである『VALUESTAR G タイプL スタンダード』では、CPUが4種類から選択可能なほか、最大4GBのメモリーや750GBのHDDを選択可能となっている。スリムタイプのウェブ直販モデル『VALUESTAR G タイプL スリム』では、最大2GBのメモリーと500GBのHDDを選択可能となっている。
主な仕様と予想実売価格価格は以下のとおり。VALUESTAR G タイプL スタンダードの最小構成価格は10万円前後。タイプL スリムの最小構成価格は11万円前後。発売時期はVL770/KGとVL570/KGが今月下旬、タイプL スタンダードが今月中旬、VL300/KGとタイプL スリムが今月上旬の予定。
- VL770/KG
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CPU：Core 2 Quad Q6600(2.40GHz)｜メモリー：DDR2-677 1GB｜グラフィックス：GeForce 8400 GS
ディスプレー：20インチワイド付属 1680×1050ドット｜HDD：500GB｜光学ドライブ：記録型BDドライブ｜無線通信機能：IEEE 802.11a/b/g
サイズ：幅99×奥行き388×高さ372mm(本体)｜重量：約11kg｜OS：Windows Vista Home Premium
予想実売価格：32万円前後 - VL570/KG
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グラフィックス：Intel G33 Expressチップセット内蔵｜光学ドライブ：DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ｜無線通信機能：搭載せず｜重量：約10kg｜それ以外の主な仕様はVL770/KGと同等
予想実売価格：22万円前後 - VL300/KG
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CPU：Pentium Dual-Core E2140(1.60GHz)｜メモリー：DDR2-533 1GB｜グラフィックス：Radeon Xpress 200チップセット内蔵
ディスプレー：17インチ付属 1280×1024ドット｜HDD：320GB｜光学ドライブ：DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ
サイズ：幅66×奥行き341×高さ352mm(本体)｜重量：約8.2kg｜OS：Windows Vista Home Premium
予想実売価格：18万円前後
