画作りを支援する豊富な機能を搭載
AF測距点は51ポイントで、うち中央の15点はF5.6の絞りでも動作するクロスタイプセンサーを利用している。AF測定点は、設定により11点または9点に絞り込んで使用することも可能だ。
また、フィルム感覚で画作りを切り替えられる“ピクチャーコントロールシステム”や、撮影した画像をカメラ内で後編集できる“アクティブ D-ライティング”、1005分割RGBセンサーを使用したシーン認識機能(露出/ホワイトバランスに加え、今回から人物判別などAFにも応用)など、撮影や絵作りをアシストする機能も搭載する。
ピクチャーコントロールシステムでは、デフォルトの4つの設定をユーザーが細かく調整することが可能で、シャープネスや色調、コントラストなどを変更し、保存することができる。アクティブ D-ライティングでは、フォトレタッチソフトのトーンカーブ処理のように、白トビ/黒ツブレを抑えつつ、中間調のコントラストを上げる処理(銀塩写真の“覆い焼き”に相当する効果)なども狙えるという。
本体にはダブルスロット、無線LANにも対応する
記録メディアはコンパクトフラッシュで、Ultra DMA転送にも対応。カードスロットは2基備える。一方のカードがいっぱいになった際にもう一方のカードを使用するといった使い方(順次記録)以外にも、一方のスロットのデータをもう一方にコピーしたり(スロット間コピー)、撮影時に同じ画像を同時に記録する(バックアップ記録)といった使い方も可能だ。
本体サイズは幅159.5×奥行き87.5×高さ157mmで、重量は約1240g(本体のみ)。背面の液晶ディスプレーのサイズは3インチ(約92万画素)。本体にはテレビやAV機器との接続を想定したHDMI端子なども備えている。