RX1のキーボードの下には防水フィルムが配置されている。これにより、水はもちろん、コーヒーや炭酸飲料といった液体でも100ccまでなら、キーボード上にこぼしても支障をきたさないようになっているという(ただし動作を保障するものではない)。
過酷なテストを耐え抜いて生まれたRX1
このように、堅牢性に関しての工夫はかなり考えられており、東芝も自信を見せている。そして、その自信はの裏側には、RX1が厳重な評価試験を経て開発された、という事実がある。青梅事業所内には下記のような様々なパソコン用評価設備が整っており、これらのテストを耐え抜くようにRX1は開発されている。
このほかにも、ディスプレーを強く閉じたときに液晶パネルやHDDが損傷しないかをチェックする“ディスプレー衝撃テスト”や、ディスプレー周囲のフレームや天板(ディスプレー背面)において、1部分に力がかかっても影響がないかを調べる“1点加圧”テスト、静電気 の影響を確認する“静電気試験”など、さまざまな検証が行なわれたという。RX1はまさに、これらの設備によって鍛え上げられた屈強なマシン、とも言える。