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Mac OS X “Tiger” バックアップ虎の巻

定期バックアップ編 その1

2007年03月13日 05時00分更新

文● 小口博朗、編集部

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【定期バックアップ編】



1.主要な設定を“.Mac”に自動保存

(ソフト:なし バックアップ先:iDisk)

Macにはブックマークや住所録など、データ容量こそ小さいものの、なくしてしまうとそのダメージの大きさは計り知れないファイルがいくつも保存されている。こうしたデータこそ、ぜひバックアップしておきたいところだが、毎日自分でコピーするとなるととたんに面倒になるもの。

そこでMacユーザーなら、インターネットにつながってさえいればバックアップが可能な「.Mac」の同期機能に注目したい(Apple Storeで見る)。

.Macを購入し、“システム環境設定”の“.Mac”パネルにある“同期”タブで設定。Macをインターネットに接続できる環境に置いておけば、専用アプリケーションを立ち上げずに、データをインターネット上の“iDisk”に自動で同期してくれる。保存できる項目は以下のとおり。

  • アドレスブックの住所録
  • iCalのカレンダー
  • キーチェーンのデータ
  • Safariのブックマーク
  • Mailのルール/署名/スマートメールボックス
  • Mailのアカウント設定

.Macによるバックアップは、OSの再インストールでも主要なデータを戻す用途で役立つ。.Macの利用には年間9800円かかるが、万が一のことを考えるとその価値は十分にあるだろう。

なお、.Macの同期機能はコピーする項目をカスタマイズできないため、これ以外のデータを定期バックアップしたいときは、後述する『Backup』などの専用ソフトを使おう。

“.Mac”項目の“同期”タブ
アップルメニューから“システム環境設定”を選択。“.Mac”パネルを開き、“同期”タブで“.Macと同期”をオンにする。あとはメニューから同期のタイミングを選び、同期したい項目にチェックを入れれば準備完了だ
.Macとの同期 初回の同期では、複製元/複製先を指定する。特に要望がなければ、“.Macのデータを置き換え”を選んで、ローカルのMac側のデータを.Macに保存していくように設定する
更新する内容を“同期の警告”画面で表示 メニューバーに表示して指示できる
先ほどの画面で“今すぐ同期”ボタンを押して同期をスタート。初回は手元のマシンで追加/削除/変更されるデータの数を表示してくれる。“許可”ボタンを押すとコピーが実行される“同期”タブで“メニューバーに状況を表示”にチェックを入れると、専用のメニューエクストラから同期の実行や“.Mac”パネルのオープンができる

【応用コラム】

会社と自宅のMacでブックマークを同期


.Macの同期機能は、複数台のMacで使えるのが特徴だ。.Macを通じ、自宅と会社のMacや、メイン/サブのMacで、ブックマークや住所録をシンクロできる。しかも設定は、各マシンのシステム環境設定にある“.Mac”パネルで.Macアカウントを入力するだけと至って簡単だ。

同期の概念図
2台のマシンをデータ同期する概念図。まずメイン側のMacから“.Macのデータを置き換え”で、続けてサブ側のMacを“このコンピュータのデータを置き換え”で同期を実行する
詳細設定 現在、同期してるMacは“詳細設定”タブで確認できる
“不一致の解消”画面で逐一確認できる “同期データをリセット”で.Mac上の同期データを置き換える
.Mac経由の同期で、ローカル/.Macのデータが一致しないときは必ずアラートが現れる。内容を確認して、同期するかどうかを決めようローカルと.Macのデータを統合するように設定し、複数のマシンで同期を繰り返していると、.Mac上のブックマークや住所録が整理されていない状態になることがある。そうした場合は、“詳細設定”タブで、“同期データをリセット”を利用しよう

【応用コラム】

.MacのブックマークをWindowsで見る


Windowsでブックマークを開いてるところ
画面左に表示されたのが.Mac上に保存されたブックマーク。ウィンドウ下にあるボタンを押して、Windowsマシンから新しいブックマークを.Mac上のデータに追加することも可能だ

.Mac上に保存したデータには、ウェブブラウザー経由でアクセスできるようになる。つまり特別な設定をしなくても、出先のWindowsマシンから自宅のMacと同じブックマークを参照可能なのだ。


.Macのウェブサイトにアクセスし、ナビゲーションバーの“ブックマーク”をクリック。ここで“ブックマークを開く”ボタンを押すと別ウィンドウが開き、サイドバーに表示されたブックマークのように扱える。


【応用コラム】

シリアル番号を一括管理&バックアップ

オンラインサービスのIDやパスワード、ソフトのシリアル番号、クレジットカードの番号など、今やパソコンを使う上で必要になる個人の機密情報は増える一方。そんな個人情報をMacで管理するなら、Mac OS Xに付属の『キーチェンアクセス』を使おう。


キーチェーンというと、ウェブブラウザーが記憶したオンラインサービスへのログイン情報などを管理する機能と思われがちだが、実はユーザーの個人情報も“保護情報”欄に追加できる。しかも.Macがあればキーチェーンの登録内容をインターネット上に自動保存できるので、万が一、MacのHDDがクラッシュしても個人情報をあとで取り戻せるのだ。

キーチェーンアクセス 保護項目を入力しているところ
複数の認証情報を一括して管理する『キーチェーンアクセス』。個人情報が保存されているのは左下の黄色いアイコンをした“保護情報”項目だ“ファイル”メニューから“新規保護情報項目”を選ぶと、入力ウィンドウが現れる。“キーチェーン項目名”に表示名を、“メモ”欄に機密情報を打ち込んで、“追加”ボタンを押す
鍵をかけて他人に見せないようにすることも可能 メニューバー項目を表示させたところ
入力が済んだら画面左上のカギのアイコンをクリック。カギが締められる効果音とともにロックされ、管理者パスワードを入力しないかぎり閲覧できなくなるキーチェーンアクセスの環境設定で設定すれば、メニューエクストラにも表示される。登録した個人情報が必要になったら、キーチェーンアクセスをサッと呼び出せるので便利だ

(次ページに続く)

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