「こどもNISA」の基本概要と主なスペック
対象年齢:0歳から17歳の未成年者
年間投資枠:最大60万円(月5万円まで)
非課税保有限度額:最大600万円(元本ベース、無期限)
対象商品:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託のみ(個別株などは対象外)
非課税期間:実質無期限(18歳到達後は現行NISAの「つみたて投資枠」へ自動移行)
資金引き出し:12歳以降、子どものための用途かつ本人の同意などの要件を満たせば可能
ここで気になる点は、年間投資枠が60万円で限度額が600万円というところ。最短で限度額に達するには10年かかります。対象年齢を考えると17年間の対象期間があり、0歳から毎年60万円の投資を続け、10歳の頃に600万円の満額に到達し、その後7年間持ち続けるのもありですし、毎月2万9412円を17年続ければ600万円になります。やり方は自由です。そしてこの「こどもNISA」は18歳になった後、現行「NISA」の「つみたて投資枠」へ自動移行します。イメージはこのような感じです。
●「こどもNISA」が限度額に到達していた場合
【17歳まで】「こどもNISA」600万円
【18歳から】「NISA」つみたて投資枠600万円(残り枠:成長投資枠1200万円)
満額に到達した場合は、成長投資枠が残る形となります。12歳から引き出しが可能ですが、ルールがあります。
●12歳から引き出すための要件
①学校の入学金などの教育費、または子どもの生活費など、子どものためであること
②子ども本人が引き出しに同意していること(本人による同意書面の提出などが必要)
③利用している金融機関へ所定の必要書類を提出すること
「子どもの送り迎えのためにマイカーを購入」がOKなのかどうかはわかりませんが、子どものための「こどもNISA」です。個人的な意見ですが、17歳までに全額引き出して、18歳でまっさらな現行「NISA」を渡してあげるべきだと思います。
●つみたてシミュレーション
子供が生まれた場合、児童手当が支給されます。年齢によって金額は違いますが、今回は1万円とします。そのお金をそのまま「こどもNISA」に投資してみたらいくらくらいになるでしょうか?金融庁の「つみたてシミュレーター」で計算してみました。
●毎月の積立金額1万円・積立期間17年(年間12万円×17年=204万円)
利回り3%:265万円(+61万円)
利回り5%:317万円(+113万円)
利回り7%:382万円(+178万円)
無理のない範囲で投資して、300万円前後になれば最高ではないでしょうか。投資に関する注意点ですが、利用できる金融機関は子ども1人につき1社のみです。1社だけ、と覚えておいてください。そして12歳まで引き出せませんので無理しないようにしてください。あと、毎度のことですが、投資ですので元本割れのリスクがあります。ただ、これだけ物価高なら預金しているだけで元本割れし続けているようなものでもあるので、考えようですが……投資は自己責任でお願いします。
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