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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第253回

AI利用が多い技術者ほど「自分でコードを書ける能力」も重視/世界の6割近くが「技術進歩が生活を破壊」と回答、ほか

テクノロジーに対する不安6割近くが「技術の進歩が生活を壊している」/通勤時間の理想と実態、満足度調査

2026年10月13日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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[社会] テクノロジーに対する不安は世界中で、6割近くが「技術の進歩が生活を壊している」と感じる(イプソス、10月8日)
・世界38カ国/地域で価値観調査、「世界の状況に楽観的」な人は25%にとどまる
・6割近くの人が「技術の進歩が私たちの生活を壊している」と回答
・AIは、全体としては好意的に受け止められつつも、期待感の弱まりも

 世界38カ国/地域の約3万人を対象に、2026年5~6月に実施された価値観調査「イプソス グローバルトレンド」より。「世界」の状況を楽観視する人は4人に1人(25%)、「自国」の状況を楽観視する人は3人に1人(36%)といずれも低い一方で、「自分の家族」については過半数(55%)が楽観的に見ていることが分かった。テクノロジーに関する設問では、過去数年間と同様に、世界全体の57%が「技術の進歩が私たちの生活を壊している」と回答しており、技術進歩は必ずしも社会進歩にはつながらないという不安が見られる。またAIについては、全体としては好意的に受け止められているものの、「普及の鍵を握る国や年齢層の多くで期待感が弱まっている」という。

 ⇒ 気候変動と多発する自然災害、地政学的な緊張の高まり、不確実な経済、AIによる社会への破壊的影響など、世界の状況を楽観視するのは難しい時代です。イプソスCEOは「課題は、今日の不安定な状況に単に対応することではなく、人々がその状況を乗り越えるための確かな道筋を見出せるよう支援することにあります」とコメントしています。なお“楽観指数”の各国比較では、日本がフランスと並んで38カ国中の最下位となっています。

調査対象の38カ国/地域における「楽観指数」の一覧。この指数は「自分と家族」「自国」「世界」のそれぞれに楽観的と答えた人の割合を示す(出典:イプソス)

[働き方][生活] 通勤1時間以上の正社員、5人に1人が「業務パフォーマンスに影響」と回答(マイナビ、10月9日)
・正社員の通勤時間は「平均56分」、理想の平均通勤時間と17分のギャップ
・通勤1時間以上層の7割超が「週2日以上の寝不足」
・通勤1時間以上層の2割が「業務パフォーマンスに影響」

 20~50代の正社員600名を対象とした「正社員の通勤負担の実態調査」より。回答者の通勤時間は「平均56分」であり、一都三県(東京/埼玉/神奈川/千葉)では「1時間以上」が過半数を占める。また、理想とする通勤時間は「30分以上1時間未満」(38.7%)が最多で、平均すると「39分」だった。通勤時間が長い層では「通勤時間の長さにストレスを感じている」(21.9%)、「通勤時間の負担が仕事のパフォーマンスに影響」(20.5%)といった回答割合が高い。

 ⇒ テレワーク実施率がコロナ禍以降の最低水準に下がり、“原則出社”の動きが広がるなかで、通勤時間とストレスに相関関係が見いだされるというデータは重要な意味を持ちそうです。

全国の正社員の通勤時間(上)と理想の通勤時間(下)(出典:マイナビ)

通勤時間の長さ別にみた満足度。「1時間以上」では満足度が大幅に下がる(出典:マイナビ)

通勤時間の長さ別に見た、通勤時間の仕事や生活への影響(出典:マイナビ)

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