風車ブレードの補修作業を自動化するロボット技術、AIによる自律制御と欧米展開へ
風力発電設備向けロボットの開発を手がけるLEBO ROBOTICS株式会社は9月30日、風車ブレード(羽根)の補修工程を自動化する新技術の開発と、欧米市場への本格展開を発表した。あわせて、第三者割当増資による資金調達の実施も公表した。
同社は、風力発電機のブレード表面に吸着して移動し、研磨や洗浄、塗布などの補修作業を行うロボットを開発。風車ブレードは、雨滴や飛来物による摩耗が発生するため定期的な点検・補修を要するが、従来の高所作業における安全性確保や作業員の確保が課題となっていた。同社はAIを活用した外観点検で国内累計1000基以上の点検実績を持ち、実際の風力発電所で点検から補修までを一貫して行う商用サービスを提供している。
今回の取り組みでは、従来の人が遠隔操作する仕組みから、ロボットが自動で判断して作業する仕組みへの移行を目指す。センシング技術、3Dデータ、AI、制御技術を組み合わせ、ロボットがブレードの状態を認識した上で研磨や塗布などの補修工程を自動実行する技術の開発を進める。
同社は日本に加えて欧州、米国、中国、インドで関連特許を取得しており、国内で確立した技術を基盤に、風力発電の主要市場である欧州・米国市場への本格展開への強化も図る。
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