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石川温のPCスマホニュース解説 第294回

「iPhone Duo」は“客寄せパンダ”? アップルが36万円の折りたたみモデルを出す理由

2026年09月11日 12時00分更新

文● 石川温

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バカ売れしなくてもいい? iPhone Duoはアップルの「レクサス」

 ただ、アップルとしても、iPhone Duoがバカ売れするとは思っていないはずだ。

 どちらかというと、iPhone Duoは超ハイエンドモデルとしてアップルの技術力を世間に見せつけるための位置づけのはずだ。アップルという企業のブランドイメージを上げ、他のスマホメーカーとはひと味違う存在として見せつけるための製品になるだろう。

 トヨタ自動車には、ベンツやBMWといったドイツの自動車メーカーと戦うために「レクサス」という別ブランドが存在する。

 まさにiPhone Duoは自動車メーカーでいれば、プレミアムなラインナップだ。

 自動車メーカーとすれば、プレミアムなブランドは台数こそ稼げないが、イメージを上げることはできる。

 一方、トヨタ自動車で販売台数を稼ぐのはカローラやヤリスといった大衆車だ。

 アップルとしても販売台数を作るのは、ノーマルのiPhone 17やiPhone 17eが中心だ。

 今回、同時にiPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Maxも発表になっているが、昨年モデルのマイナーチェンジであまり注目されていない。しかし、iPhone Duoがあったおかげで、今回の発表会は多くの一般メディアも取り上げ、結構な露出量になっている。

 アップルがiPhone Duoという一般向けではない価格帯の製品を出したにもかかわらず、これまで折りたたみスマートフォンに興味の無かった人にも「スマートフォンには折りたためる製品がある」と認知される結果となった。

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