“清水の舞台”に基地局を置いたソフトバンク
キャリアにとって「人が集まるところ」は、常にネットワーク対策が求められるところでもある。
観光名所である京都の清水寺は、これまでキャリア泣かせの場所と言われていた。
そんな中、今年になってソフトバンクが清水寺にある「清水の舞台」の真正面に新たに基地局を設置することに成功したという。
基地局を設置するには、まず地権者との交渉から始まる。地権者に基地局がどうしても必要だと理解してもらうことが重要だ。
仮に基地局設置を承諾してくれたとしても、周辺住民から反対を受けてしまい、頓挫することも珍しくない。
基地局設置は地権者と周辺住民の理解が何よりも必要なのだ。
さらに京都では「景観条例」をクリアしなければならない。
通常、街中にある基地局は白やグレーなど明る色がほとんどだが、京都でそういった色合いは御法度だ。
街中にある建造物は京都市が決めた色で塗らなくてはならない。ソフトバンクの基地局も、ポール、アンテナ、ケーブル、機器を覆うカバーなどは全て京都市指定の焦茶に塗られていた。
景観条例では高さや、建物からどれくらいまでならはみ出していいといったことまで規制されている。
清水寺の新設基地局も、工事前に風船を飛ばして、どれくらいの高さまで許されるかの検証を実施。
清水の舞台から目立たず、とはいってもきっちりと電波が届く高さとして、15m弱に決まったという。
アンテナの設置場所には特に配慮が必要だ。Massive MINOなど箱状の巨大なアンテナは見た目だけでなく、建物からはみ出して設置しないと効果がでないため、京都市での導入は難しいとされている。
清水寺に設置されたアンテナは、900MHzや2GHz帯がメインと、Sub6がメインの2本構成となっていた(700MHzにも対応しているが、現在は運用されておらず、今後対応予定)。
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