無農薬で栽培されるディスプレーなの?
ちょっと高級な価格帯のディスプレーには「有機EL」という表記がありますが、そもそも何が有機なのでしょう? 有機が付く単語ってほかには有機栽培ぐらいしか思いつきません。身体に良さそうなイメージの言葉がなぜ最先端のガジェットに使われているのでしょうか。
ここで言う有機とは、“電気を流すと光を放つ、プラスチックみたいな粉(=炭素を含む化合物)”を指しています。物質を有機物と無機物の2つに大きく分けて考えると、この“電気を流すと光を放つ粉”は炭素ベースのモノなので、有機という単語を被せているだけなのです。オーガニックな野菜とは関係ありません。
誤解を恐れずに言うと、有機ELディスプレーはガラス板に“電気を流すと光を放つ、プラスチックみたいな粉を薄い膜のように敷き詰めたもの”です。有機物で柔らかいため、思いきり曲げたり、折り畳んだりできますし、画面をラップフィルムのような薄さに仕上げられます。
最近各社から登場している折り畳みスマホや巻き取り型テレビは、この有機ELの技術を前提に作られたものです。
有機ELは、生野菜並みにデリケートなうえ、寿命もあります。画面の同じ場所に時刻やアイコンなどを表示し続けると、特定の素子に負担が集中して劣化し、表示の跡が残ることがあります。これが有機ELディスプレーの“焼き付き”です。また、水分や酸素の影響を受けた部分が光らなくなり、黒い点やシミのように見える場合もあります。液晶でいう“ドット抜け”に近い状態ですね。
水も酸素も触れちゃダメとは、ずいぶん要求の厳しいシロモノです。ただし、その描写力は見事の一言。画面の一部分を完全に消灯できるため、暗い場面では余計な光が浮かびにくく、引き締まった黒を表現できます。映画やゲームの夜景を眺めれば、「なるほど、これが有機ELか」と納得するはずです。
さすがに畑で採れるわけではありませんでしたが、野菜並みの繊細さと、曲げられるほどの柔軟性を持つ技術であることはおわかりいただけたでしょう。画質を優先するなら、有機ELはかなり魅力的です。
有機ELの話をしておいて、液晶ディスプレーを勧める理由
ここまで有機ELを持ち上げてきましたが、今回おすすめするのは液晶ディスプレーです。理由はズバリ、お値段! 有機ELモニターはまだ高級モデルが中心で、画質はすばらしくても、気軽に手を出せる価格とは言いにくい状況です。
その点、液晶ディスプレーは画質やリフレッシュレート、応答速度と価格のバランスが取りやすく、予算を抑えながらゲーム環境をしっかり整えられます。そこで今回、コスパの良さから紹介したいのが、ASRockのゲーミングモニター「PG27QFT2C MN1429」です。
27型のQHD(2560×1440ドット)IPSパネルを採用したゲーミングモニターです。フルHDより表示領域が広く、ゲーム画面の細部や作業ウィンドウも見やすいのが魅力。
最大180Hzの高リフレッシュレートと1ms(MPRT)の応答速度に対応しているため、動きの速いゲームでも映像がなめらかに見えやすく、FPSやアクションゲームでも気持ちよく遊べます。
2026年7月17日現在、Amazonでは3万円を切る価格に。ゲーマーのみならず外付けディスプレーを使いたい人に広くおすすめできる一台となっています。
※価格・在庫情報は掲載時点のものです。最新情報はAmazon商品ページをご確認ください。
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