第19回 知ってるようで知らない? ディスプレー用語クイズ

「そういえば……」な疑問に30秒解説

「アスペクト比」は“アス+ペクト+比”。アスって何? ペクトって……?

文●上野太郎 編集●ASCII

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「アスペクト比」ってどんな比率があるのよ!?

最近よく見るやけに横長のディスプレー、あれは……?

 いきなり正解から始めます。外付けディスプレーのほかノートパソコンやテレビ、さらにはスマホなどなど、世のなかにはさまざまな画面のかたち――縦と横の長さ――があります。この縦の長さと横の長さの比率を「アスペクト比」と呼ぶのです。

 「アスペクト(aspect)」は、「アス」と「ペクト」という謎の英単語を合体させた言葉……ではありません。語源をたどると、ラテン語の「ad(〜のほうへ)」と「specere(見る)」から生まれた「aspicere(〜を見る)」に行き着きます。そこから「見え方」「外観」「物事の一面」といった意味へ広がりました。「specere」は、inspect(中を調べる)、prospect(前方を見る)、spectator(見る人)にも潜んでいます。そんなアスペクトの比率を表した「アスペクト比」は、画面や画像の“見た目の形”を横と縦の比率で表した言葉、というわけです。

 たとえば「16:9」と表記されているなら、「その画面は横の長さが16センチのとき、縦は9センチの四角形ですよ」という意味です。今回はこのアスペクト比の有名どころを一挙公開! どんなところに使われているのか含めて紹介しましょう。

■1:1
 かつては外付けディスプレーとして少数生産されていましたが、現在ではほぼ見掛けないアスペクト比です。なおスマートウォッチの画面は一見、正方形っぽいですが、たとえばApple Watchは若干縦長の約4:5だったりします。

■4:3
 昔のブラウン管テレビ/ディスプレーの画面が該当します。2000年代中頃まではこのアスペクト比が主流でした。そのため、テレビに映すことを第一に考えられた映像作品、テレビ番組やゲームも4:3を基準に作られていました。今でもレトロゲームをプレイすると気づくはずです。なお、縦にするとA4サイズの比率と近いことから電子書籍リーダーなどで3:4もしくはその近似値が使われがちです。アップルのiPadも3:4ですね。

■3:2
 35mmカメラフィルムのサイズから生まれたもので、写真の世界では標準のアスペクト比です。比率的には、現在主流の16:9と、かつて主流だった4:3の間ぐらいですね。いわゆるデジタル一眼で撮影した写真は(設定を変更しない限り)3:2で撮れます。パソコン周りでは、Microsoft Surfaceの画面が挙げられますね。

■16:10
 3:2に近いアスペクト比で、書類仕事を意識したビジネス向けのノートパソコンでは珍しくありません。フルHD(1920×1080)を縦方向に延長したWUXGA(1920×1200)解像度の画面がまさに16:10です。

■1.85:1
 通称アメリカンビスタと呼ばれ、劇場のスクリーン規格として標準的なアスペクト比です。下記の16:9と近いため、アメリカンビスタで撮られた映画は、現代の外付けディスプレーやノートパソコンで全画面表示にしながら観ると、ほぼ画面いっぱいに映像が広がります。

■16:9
 現在販売されているテレビ、外付けディスプレー、そしてノートパソコン、さらには映像作品やゲームに至るまで、映像の世界はこのアスペクト比を標準として作られています。全画面表示で映像を楽しむなら最も適していると言えるでしょう。

■2.39:1
 シネマスコープと呼ばれるアスペクト比でアメリカンビスタ同様、劇場のスクリーン規格の1つとして慣れ親しんでいる人も少なくないのでは。アクション主体の大作映画で採用されることが多いようです。

■21:9
 最近よく見るやけに横長のディスプレー、そのアスペクト比こそ21:9なのです。世間ではウルトラワイドと呼ばれる外付けディススレーですね。16:9よりもさらに横長で、1つの画面に多様な情報を表示したい場合に有用。オープンワールドのゲームなどをプレイする際、世界に没入したいゲーマーが好むこともあり、最近では21:9のゲーミングディスプレーが増えています。

■32:9
 16:9の画面を横に2枚つなげたようなアスペクト比で、外付けの曲面ディスプレーに採用されることが多いようです。レーシングゲームやフライトシミュレーターといった、視界が完全に覆われてしまう体験が重要なゲームで好まれます。また、複数画面を一度に見比べたいトレーダーなどにも有用だと思われます。

■そのほか
 現在の主流は16:9ですが、スマートフォンは例外で、さらに縦長(横長?)を指向しています。2026年7月現在では最新モデルのiPhone 17シリーズは19.5:9、Google Pixel 10シリーズは20:9です。

液晶ディスプレーは16:9が標準!

 普段使いのほかゲーム、ビジネスなどさまざまな用途で最もポピュラーなアスペクト比が16:9。今回おすすめするViewSonicの「VA2708-4K-MHD」でも16:9を採用していますね。

ViewSonic ビューソニックジャパン 27型 4KUHD 液晶モニター VA2708-4K-MHD(IPS/60Hz/4ms/HDMI,DP,ステレオミニジャック/フリッカーフリー/ブルーライト軽減/3年保証(パネル、バックライト含む))

 27型のIPSパネルに4K解像度(3840×2160)を詰め込んだ液晶ディスプレーです。フルHDの4倍にあたる広い表示領域で、ウェブサイトと資料を並べる仕事から、高精細な写真・動画の視聴までしっかり対応。HDR10、2.5W×2基のスピーカーを備え、HDMI×2とDisplayPortでPCやゲーム機もつなげられます。「大きすぎない27型で、作業スペースはガツンと広げたい」という人に扱いやすい4Kモデル。2026年7月13日現在、Amazonでは29,651円とお求めやすい価格です。

 

※価格・在庫情報は掲載時点のものです。最新情報はAmazon商品ページをご確認ください。

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