●USB Type-Cは便利だけど分かりにくい
USB Type-Cは、とくに電源として多くの機器で採用され、ケーブルやUSB充電器などを使いまわせるのが便利です。しかしその半面、同じ形状なのに機能や性能が違うものが存在しているという問題もあります。
たとえば、スマホ用に買った充電器でPCが充電できない……というミスはよくやりがち。出力が低すぎて、PCを充電するほどの電力を供給できないという問題です。とくに複数ポート出力ある充電器では注意が必要で、1ポートだけ使う場合なら充電できるけど、2ポート同時に使うと充電できない、もしくはやたらと遅くなる、ということがあります。
また、いくら大容量の充電器を使っていても、ケーブルの供給電力が低くて高速充電できないこともあるでしょう。これ以外にも、データコピーがやたらと遅いと思ったら、USB2.0で接続されていたというのもあるあるですよね。
形が一緒で差せるから使えるだろう、という甘い考えは通用しないのです。ちゃんと性能や機能が対応しているか、ユーザーが確認して使う必要があります。
●見た目だけでは性能が判断できない
ここで問題となるのが、この性能や機能を判断する方法が限られていること。ケーブルの中には製品に記載してくれている親切なものもありますが、大半は何も書かれていません。また、充電器には出力性能の詳細が記載されていますが、今現在、どんな電力で給電しているのかをリアルタイム表示できるものは、電力計を内蔵した特殊な製品に限られます。さらに、現在の通信速度に至っては、確認できる手段はほぼ用意されていません。
●原因究明に役立つのが多機能USBテスター
USB Type-Cのトラブルは原因が複数あることも多く、どこが悪いのか絞りにくいため、対処が難しくなっています。こういった原因を調べるのに使え、問題解決の役に立ってくれるアイテムとなるのが、「多機能USBテスター」です。
この連載でも過去にいくつか紹介していますが、今回はUSB PDプロトコルの解析まで可能ながら、6000円台と安価に購入できる「ALIENTEK C2 Pro」(以下、C2)(AliExpressで購入。約6100円)を紹介しましょう。
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