ついに“神話”級の性能が試せるようになった。
Anthropicは6月9日、新モデル「Claude Fable 5」と「Claude Mythos 5」を発表した。Fable 5は一般利用向けに安全措置を組み込んだMythos級モデルで、Mythos 5は一部のサイバー防御者やインフラ事業者向けに提供する同じ基盤モデルだ。
Fable 5は、同社が一般提供してきたモデルを上回る能力を持つとされている。ソフトウェア開発、知識作業、画像理解、科学研究などで高い性能を示し、長く複雑な作業ほど従来モデルとの差が大きいという。
一方で、サイバーセキュリティなどの領域で悪用リスクがあるともされている。そのためFable 5では、特定の内容に関する問い合わせを検知した場合、回答を次に高性能な「Claude Opus 4.8」に切り替える仕組みが導入された。安全性を重視しているため、問題のない依頼でも切り替わる場合があるとしているが、平均ではセッションの5%未満にとどまるという。
Mythos 5は、Fable 5と同じ基盤モデルでありながら、一部領域で安全措置を緩めたモデルだ。当初は米国政府と連携する「Project Glasswing」を通じ、Claude Mythos Previewの後継として展開する。対象は限定的で、同社は今後、信頼できる利用者向けのアクセスプログラムを広げる方針を示している。
価格はFable 5とMythos 5ともに、100万入力トークンあたり10ドル、100万出力トークンあたり50ドル。Claude Mythos Previewの半額未満におさめている。
Anthropicは、Fable 5が長時間の自律作業やソフトウェア開発、金融文書の分析、画像理解、長文脈処理で改善したと説明する。Mythos 5については、創薬や分子生物学、ゲノム研究での高度な活用例を挙げている。
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