カシオ計算機は6月1日、英国の音楽テクノロジー企業ROLI(Luminary ROLI Limited)と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。協業の第一弾として音楽アプリ「ROLI Learn for CASIO」を6月中に公開する予定だ。対応OSはiOS/Android。月額制のサブスクリプションで提供し、登録後30日間は無料で試せる。
「ROLI Learn for CASIO」
楽譜表示はもちろん、電子鍵盤楽器をゲーム感覚で弾ける音楽アプリ
ROLI Learn for CASIOは、ユーザーそれぞれの演奏技術レベルに合わせて、電子鍵盤楽器を楽しみながら弾けるように演奏をサポートするアプリだ。ポップスからクラシックまで幅広い楽曲を演奏でき、バンド伴奏やボーカル入りのバックミュージックに合わせて弾けるのも特徴だ。楽譜が読めなくても、画面の表示に合わせることで鍵盤を弾くことができるなど、演奏時にはレベルや好みに応じて4種類の表示モードを切り替えられる。また、演奏スピードを低速に設定して段階的に進められる機能も備える。毎月楽曲が追加されるライブラリーに加え、音感やリズム感を養うゲームやエクササイズも収録する。
収録楽曲には、ROLIがすでに自社製楽器向けに提供している1200曲以上の楽曲に加え、ROLI Learn for CASIO専用に搭載される楽曲が50曲以上ある。専用楽曲は今後も追加される予定だ。専用楽曲の例として、ブルーノ・マーズ「Treasure」、BTS「Butter」、久石譲「あの夏へ(One Summer's Day)」などが挙げられている。
サブスクリプションは月額と年額の2種類。日本では初回特別価格として、月額1912円、年額1万5192円が設定されている。対応エリアは日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツの5ヵ国で、対応言語は英語と日本語。いずれも今後拡張する予定だという。
アプリは、ワイヤレスMIDI&AUDIOアダプター「WU-BT10」に対応したカシオの電子鍵盤楽器と連携し、楽器の音響システムを活用した音で演奏できる。対応楽器は「Privia」「CELVIANO」「Casiotone」「CDP」の各シリーズで、PX-S1100やAP-750、CT-S1000V、CDP-S300などが含まれる。利用にはWU-BT10が必要となる。
今回の協業は、ROLIの「Free the Music(音楽を解放する)」というミッションと、カシオの電子楽器事業のステートメント「Sound for Style」が重なり実現したもの。両社は「Feel the Music, Shape Your Style」をパートナーシップのコアメッセージに掲げる。カシオ計算機 常務執行役員 サウンド・クリエーション事業部長の河合哲哉氏は、今回の協業について「Sound for Styleをさらに進化させるための大きな一歩」とコメントしている。
ROLI Learn for CASIOは、カシオが日本企業として初めて出展するクリエイティブ・フェスティバル「SXSW London 2026」で発表。SXSW Londonは、米オースティンで開催されるSXSWの欧州版で、2026年は6月1日から6日に開催される。2025年の初開催では2万503名が参加した。
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