最近のWindows 11はどうにもクラッシュしやすい印象がある
昔々、Windows 95はかなりの頻度でシステムがクラッシュした。1日に何回も起きることもあった。それと比較すれば、Windows 10以降はほとんどそのようなことはなくなった。
ところが、Windows 11 Ver.24H2あたりから頻度が高くなってきたようにも思われる。このため、以前のように安心してパソコンを使えなくなっている。
Office系アプリや古くからある一部のアプリケーションでは、自動的に編集対象のファイルを保存し、クラッシュ後の回復に備えるものがある。しかし残念なことに、ここ10年ぐらいの間に作られた今時のアプリはこうした機能をほとんど搭載していない。クラッシュ頻度が高かった時代を乗り越えたかどうかは、アプリケーションの構成にも影響を残したと言える。
さて、論理的に言えば、Windowsがクラッシュするのには、何か原因があるはずだ。多くの場合、クラッシュの直接原因となるWindows内部(特にカーネル)のエラーがあり、さらに、これを引き起こすサードパーティ製のデバイスドライバやアプリケーションなどがある。前者に関しては、何が原因なのかはWindowsが記録しているが、真の原因となる後者については、ユーザーが原因究明をする必要がある。
というわけで、クラッシュの原因を探ることに
まず、直前のクラッシュを含め、最近のクラッシュの情報は、コントロールパネルの「セキュリティとメンテナンス」→「メンテナンス」→「問題の報告」→「信頼性履歴の表示」で表示できる信頼性モニターで確認可能だ。
上の画面の上部はエラー発生を時間軸で並べたもの。下部は選択した日時のエラー一覧である。このうち、システムクラッシュに対応するのは、「Windowsの動作が停止しました」である。同じ行、右側の「操作」欄にある「技術的な詳細の表示」をクリックすると、システムクラッシュの直接原因を示すメッセージを表示する。
ここには、以下のようなメッセージがあるはずだ。
このコンピューターはバグチェック後、再起動されました。バグチェック: 0x000000d1 (0x0000000000000de8, 0x0000000000000002, 0x0000000000000000, 0xfffff8022913ebc0)。ダンプの保存先: C:\WINDOWS\Minidump\050626-17750-01.dmp。レポート ID: 27d274d3-af2e-47e4-bb04-b8fb42be2617。
まず、「バグチェック: 0x000000d1」だが、これは、発生したエラーの種類を表す。数値とエラー名称の関係に関しては、以下のページに表がある。
●バグ チェックコードリファレンス
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/drivers/debugger/bug-check-code-reference2#review-bug-check-codes
これによれば0x000000d1は「DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」というエラーで、カーネルモードドライバが、高いIRQLでメモリをアクセスしようとしたエラーである。
次にカッコの中にあり、カンマで区切られた4つの16進数だが、意味はバグチェックコードにより異なる(前記のリンク先に解説がある)。この場合は、順に「アクセスしようとしたメモリアドレス」「IRQレベル」「操作種別」「メモリを参照したプロセスのアドレス」になっている。
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