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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第153回

ChatGPTの画像生成AIが「Nano Banana」超え? 漫画や動画風カットが実用レベルに

2026年04月20日 07時00分更新

文● 新清士

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IP関連は課題、有名キャラクターが通ってしまうことも

 課題は、IP関連です。「ドラゴンボール」や「ガンダム」、「ドラえもん」といったIPやキャラクター名を直接入れた場合には、それらは拒否されます。GPT-Image-1.5では通ることもありました。

 それでも、そのキャラクターの特徴を分解して入力していけば、かなりそのキャラクターにそっくりな画像が出てくるという特徴は、筆者が試した限りでは特に変わっていませんでした。むしろ、GPT-Image-2によって、品質が上がっています。

 利用者側は、著作権侵害を行っていないかを注意して、慎重に利用する必要がありそうです。

 OpenAIは、動画AIのSora 2を廃止しましたが、画像AIは用途の幅が広く、LLMと直結して何かをやりやすい点があるのでしょう。また、生成コストも動画に比べると画像は、かなり安いことも関係するのでしょう。

 ただ、OpenAIは、新モデルはテスト時が最も高性能で、正式リリース後に2週間程度で性能を落とすことが、SNS上で観測されています。今の性能が今後も維持されるのかどうかはわからないところです。

 とはいえ、GPT-Image-2の登場によって、Nano Banana一択だったところに、選択肢が増えました。生成できる表現の幅は非常に広く、テキストへの追従性能も高く、その汎用性の深さの全貌はまだ分かっていません。ChatGPTに有料課金さえしていれば、すぐに使えることもあり、世界的に利用が急速に広がっていくと考えられます。

 

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筆者紹介:新清士(しんきよし)

1970年生まれ。株式会社AI Frog Interactive代表。デジタルハリウッド大学大学院教授。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。ゲームジャーナリストとして活躍後、VRマルチプレイ剣戟アクションゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」の開発を主導。現在は、新作のインディゲームの開発をしている。著書に『メタバースビジネス覇権戦争』(NHK出版新書)がある。

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