格安マザーでハイエンドCPUは無理? ASRockのB860マザーでCore Ultra 7 270K Plusを動かしてみた
提供: ASRock
白系パーツで固めて検証する
今回の検証環境は以下の通りだ。CPUはCore Ultra 7 270K PlusとUltra 5 250K Plusの2つを用意。B860 Challenger WiFi Whiteの設計ならCore Ultra 5 250K Plusが楽々運用できる(特に電源回路的に)のは当たり前だが、Core Ultra 7 270K Plusではどうだ? というのが今回の検証の主眼である。
| 検証環境 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| CPU | インテル「Core Ultra 7 270K Plus」 (P8+E16/ 24スレッド、最大5.6GHz) インテル「Core Ultra 5 250K Plus」 (P8+E12/ 18スレッド、最大5.3GHz) |
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| CPUクーラー | ASRock「Challenger White 360 Digital」(簡易水冷、360mmラジエーター) | |||||
| マザーボード | ASRock「B860 Challenger WiFi White」(インテル B860、BIOS 3.21) | |||||
| メモリー | G.Skill「F5-7200J3445G16GX2-TZ5RK」 (16GB×2、DDR5-7200) | |||||
| ビデオカード | ASRock「Radeon RX 9070 XT Steel Legend 16GB」(RX 9070 XT、16GB GDDR6) | |||||
| ストレージ | Micron「CT2000T700SSD3」(2TB M.2 SSD、PCIe Gen 5) | |||||
| 電源ユニット | ASRock「SL-1000GW」(1000W、80PLUS Gold) | |||||
| OS | Microsoft「Windows 11 Pro」(25H2) | |||||
それ以外のパーツはASRockよりマザーのテイストに合わせすべて最新白系パーツで固めた。360mmラジエーターの簡易水冷やRadeon RX 9070 XT搭載カード、1000Wの80PLUS GOLD電源がそれ。ただメモリーだけは白系でDDR5-7200が手持ちになかったため、黒いモジュールを使用した(色で性能が変わる訳でもなし……)。
GPUドライバーはAMD Software 26.3.1を使用。Resizable BARやSecure Boot、メモリー整合性やカーネルモードハードウェア強制スタック保護、HDR等は一通り有効化。ディスプレーのリフレッシュレートは144Hzに設定した。また、インテル製CPUの電力設定はマザーのデフォルト設定、すなわち(Intel Default Settings)としている。
B860&Ultra 7 270K Plusでも問題なし!
では今回の検証用システムでCore Ultra 7 270K PlusおよびUltra 5 250K Plusがどのようなパフォーマンスを出したか検証していこう。
まずは定番「CINEBENCH 2026」である。ここでの検証は10分の予熱後にスコアーを算出するモードを使用している。Core Ultra 200S PlusシリーズはSMTがないため、1物理コアのみに負荷をかける1cテストは省略する。
スコアーのおおよその傾向はCore Ultra 200S Plusシリーズのファーストレビュー時とほぼ同じ。むしろ今回の結果の方がわずかに高いスコアーを出せているほどだ(ただし差は1%程度)。つまりZ890マザーでの性能と、B860マザーでの性能に根本的な違いはない。OCと言う要素が入ればまた別だが、定格運用であればB860にK付きCPUを組み合わせることはなんの問題もないのだ。
続いては動画エンコードのテスト。ここでは「HandBrake」を用い再生時間3分の4K動画をAV1の4K動画にエンコードする時間を計測した。画質設定はプリセットの「Super HQ 4K AV1 Surround」を選択している。
CINEBENCH 2026とグラフのバーの傾向が逆だが、上のグラフは処理時間であるためバーが短いほど高速という意味になるからだ。コア数の多いCore Ultra 7 270K Plusの方が処理時間が短いという順当な結果が出ている。
続いてはゲームのフレームレートを検証しておこう。解像度はすべてフルHD(1920×1080)とし、ゲーム側の画質を低&最高の2通りで比較する。また、FSRはすべてクオリティー設定だが、ドライバー側でFSR 4にオーバーライド。さらにフレーム生成は一切使用してない。
フレームレートの計測には「CapFrameX」を使用し、msBetweenDisplayChange基準でフレームレートを算出している。
最高設定ではCPU性能の差が出ない
BIOHAZARD requiem
BIOHAZARD requiemは描画品質「低」+光と影の品質「低」、および「最高」+「最高」設定の2パターンを準備。レイトレーシングは前者がオフ、後者をオンに設定。ゲーム開始直後、グレースで「レンウッド」の街並を移動するシーンにおけるフレームレートを計測した。
Radeonでは、まだパストレーシングが利用できないのが残念だが、AIを活用して画質を向上させるアップスケーリング技術のFSR 4と、現実世界のような高精細な映像を生成するレンダリング技術のレイトレーシングを組み合わせての描画は十分美しい。
画質低設定ではCore Ultra 7 270K Plusがやや有利なのに対し、最高設定では誤差程度の差しかついていないのは、最高設定で描画負荷が高いとGPUの方が律速になり、CPUの性能差がフレームレートに影響しにくくなるためである。
超高画質設定でもフレームレートがよく伸びる
F1 25
F1 25では画質「低」および「超高」設定を準備。異方性フィルタリングはどちらも最高(16x)設定とした。ゲーム内蔵ベンチマーク再生中のフレームレートを計測しているが、ベンチマークシーンは「ラスベガス」、天候は「ウエット」を選択している。
BIOHAZARD requiemの時とは異なり、F1 25では超高設定でもCore Ultra 7 270K Plusのフレームレートがよく伸びている。解像度が低く、まだGPUの処理に余裕があるためCPUの性能差が影響するようになったといえるだろう。Radeon RX 9070 XTのようなパワーのあるGPUを使うのであれば、Core Ultra 7 270K Plusを選んだ方がよりいい結果が得られる。
フルHDでもCPUの差があまり出ない
Marvel Rivals
Marvel Rivalsは画質「低」と「最高」設定で検証する。ゲーム内蔵ベンチマーク再生中のフレームレートを計測した。
BIOHAZARD requiemやF1 25とはまた違った傾向を見せている点に注目。このゲームはフルHDでもCPUの差があまり出てこない設計(ベンチマーク)のようである。とはいえ少しでも応答速度(システムレイテンシー)を重視するのであれば、画質を下げてCore Ultra 7 270K Plusを選ぶ方が理想的といえるが、Core Ultra 5 250K Plusの性能で十分といえる。
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