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話題沸騰中のRyzen 9 9950X3D2をASRock Challengerシリーズで固めたチャレンジ構成! 安価なマザーとハイエンドCPUの組み合わせはいかに?

文●KTU (加藤勝明) 編集●北村/ASCII

提供: ASRock

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 Zen 5世代Ryzenの新フラッグシップ「Ryzen 9 9950X3D2 Dual Edition」の販売が開始された(以降Dual Editionは省略)。これまで3D V-Cacheを搭載したRyzen 9 X3D(7900X3D/ 7950X3D/ 9900X3D/ 9950X3D)では2基あるCCDのうち片方にしか3D V-Cacheを搭載しないという非対称な3D V-Cache構成を採用していたが、両方のCCDに3D V-Cacheを搭載することでどのようなアプリが来ても確実に3D V-Cacheが利用できる、というCPUである。

 パフォーマンスについてはファーストレビューで解説した通り、CPUコアのすぐ近く(L3キャッシュ)に多量のデータを置いておくことに意味のある処理、特にシミュレーションや数値計算といったアプリではとてつもない威力を発揮する。ただPCゲームのフレームレートに関しては3D V-Cacheが増量された恩恵はほとんど観測できない。3D V-Cache増量よりもRyzen 9 9950X3D2のTDPが200Wに増加したという点が効いているようだ。

 つまりRyzen 9 9950X3D2は「ユーザーを選ぶCPU」なのだが、ここで心配なのはTDPが200Wとなったことで発熱や消費電力も増えたことだ。最強のCPUに最強のマザーや電源をそろえられれば苦労はないが、今回はややお値段安めのパーツでRyzen 9 9950X3D2の性能を引き出すことができるか? という点をチェックしてみたい。

 そこで注目するのはASRockが4月に発売したばかりのSocket AM5マザー「X870E Challenger WiFi」。この上には「X870E Taichi」や「X870E Nova WiFi」といった定番かつ重装備なX870Eマザーが控えているのだが、今回はあえてChallengerで試す。ついでにCPUクーラーやビデオカードもChallengerブランドで固めた構成で動かしてみた。題して「ASRock Challengerチャレンジ」である。

ASRock「X870E Challenger WiFi」。4月にリリースされたSocket AM5マザーの最新作。実売価格は5万78000円前後

I/Oシールド側のヒートシンクに書かれている「E68C91E688B0」は、UTF-8の文字コードとしてデコードすると「挑戦」と読める

ミドルクラスだが拡張性はさすがX870E

 X870E Challenger WiFiはダークグレー&黒&シルバーのモノトーンでまとめられたシンプルなデザインが特徴だ。姉妹品に「X870 Challenger WiFi」(実売4万2800円前後)があり、本製品とほぼ瓜二つの外見をしているが、X870 Challenger WiFiはゲームに特化した機能は変わらないものの安価なぶん装備がやや簡略化されている。

 例えば拡張スロットの構成はX870E Challenger WiFiの方がx1スロットが1本多い、あるいは有線LANが5Gbpsか2.5Gbpsか、メモリーオーバークロックのサポートがDDR5-8200か8000かなどの違いがある。

サウンドに関してもX870の方はHD Audio(ALC897)なのに対しX870E Challenger WiFiはUSB 2.0接続のALC4082が使われて高音質志向となっているなど、X870E Challenger WiFiは高いぶん装備や仕様がリッチだ。

メモリースロットはDDR5-8200まで対応する。白系マザーが流行しているが、ダークグレー&黒がメインでシルバーが差し色になっているこのデザインは落ち着いていてとてもいい

I/Oパネル。USB Type-Cは2基ともUSB4対応。USB Type-Aは3基が5Gbps、5基が10Gbpsと拡張性が豊富。3基ある5GbpsのType-Aのうち、2基は電源を12Vから降圧して取得する「Ultra USB Power」仕様であり、オーディオデバイスやキャプチャーユニットに安定した電力を供給できる

CPU周辺の電源回路は110A SPSによる20+2+1フェーズ構成。X870版のChallengerに比べるとCPUコア用に余計に4フェーズ多く確保されている(つまりX870 Challenger WiFiは16+2+1フェーズ)

EPS12Vコネクター側からCPU周辺のヒートシンクを眺めてみたところ。X870E Taichiのようなハイエンドモデルと比較すると簡素な印象は払拭できないが、材料費と加工賃を抑えつつなるべく表面積を稼ごうという努力は汲み取れる

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