連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第228回
市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 3月28日~4月3日
若手が言わない“本音の退職理由”上位は/「データ停止は景気後退よりも企業の脅威」6割/クライアントに告げずAI活用するフリーランス、ほか
2026年04月06日 08時00分更新
[生成AI][仕事] 「クライアントには伝えず」が多数? フリーランスの約8割が週1回以上AIを活用(グロースフリー、4月1日)
・AIを「週1回以上」業務活用するフリーランスが約8割。「ほぼ毎日」は5割弱
・ただし「無料プランのみ利用」が利用者の4分の3を占める
・AI活用を「クライアントに伝えていない」「相手により使い方/深刻を変える」が48.5%
・「活用をクライアントには伝えていない」「相手によって使い方・申告を変えている」は48.5%
全国のフリーランス309名を対象に生成AI活用実態調査を実施。生成AIの業務利用頻度は「週1回以上」が78.3%に達し、45.6%は「ほぼ毎日」利用している。その効果として、76.4%が「10%以上の時間短縮」ができたと答えており、48.2%は「30%以上の時間短縮」と大きな効果を実感している。66.0%が「クライアントワークで生成AIを活用」していたが、「活用しているがクライアントには伝えていない」「相手によって使い方・申告を変えている」が合計48.5%と、AI運用ルールは過渡期にあるようだ。活用上の課題としては「生成内容の精度/品質のばらつき」(58.3%)、「誤情報への不安」(54.0%)などが挙がった。
⇒ 「ほぼ毎日業務利用」が半数近くに達しており、利用ルールなどの制限もある企業勤務者と比べてAIの業務活用が進んでいる印象です。ただし、4分の3が無料プランを利用しており、シビアなコスト感覚も。クライアントワークへの利用、その事実の開示については、トラブルが発生する前に開示基準や説明責任の設計が必要だと言えます。
[人材] アジア5カ国のハイクラス人材給与水準、日本は他国に大きく見劣り。「給与に不満」は日本がトップ(ヘイズ・ジャパン、3月18日)
・トップIT人材、部長/幹部クラスなどアジア5カ国の「ハイクラス人材」給与実態
・中国/香港/シンガポールが、ハイクラス人材の給与水準で日本を上回る
・「給与に不満」と回答した割合は日本が最も高く56%
外資系人材紹介会社が、アジア5カ国/地域(中国、香港、日本、シンガポール、マレーシア)で1200超職種の給与、約1万3000人の雇用実態調査をまとめた。トップIT人材や役員レベルの人材など、ハイスキル人材の給与においては、中国/香港/シンガポールが日本を上回るケースが多く見られた。さらに、一部の製造業とトップIT人材では、マレーシアが日本を上回るケースも。昇給状況を見ると、6%以上の高い昇給を実現した人の割合は日本が最下位。「給与に不満」という回答は、日本が最も多かった。
⇒ 日本の報酬体系がアジアの中でも競争力を失っている実態を示す、残念な調査結果です。
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