ポケモンユナイト公式大会「PUACL2026」日本リーグに出場中
「満員電車の窓ガラスに写った自分を見て、もう仕事を辞めようって」 プロゲーマー・Kakigoya選手がプロの道へと飛び込んだ理由

eスポーツという言葉が世間に広まり、シーンが拡大するにともなって、徐々に“当たり前”の存在になってきたプロ選手という存在。彼らはどんな理由で、プロを志し、その実績を積み重ねているのでしょうか。
『Pokémon UNITE(ポケモンユナイト)』のアジア王者を決める大会、「Pokémon UNITE Asia Champions League 2026(以下、PUACL2026)」。日本リーグは11月23日に開幕し、熱い盛り上がりを見せています。
その日本リーグに参加しているプロチーム・IGZISTのKakigoya選手に密着した動画、「IGZIST STORY EPISODE8 Kakigoya」(https://www.youtube.com/watch?v=mUD3APCxcLk)がIGZISTの公式YouTubeチャンネルで公開されました。
自身の信念を貫き、プロの道へと飛び込んだKakigoya選手の過去と、未来への熱い想いを紐解く内容になっています。
実は、プロになる前に「単純にお金が欲しかった」という理由で別の仕事をしていたというKakigoya選手。しかし、その仕事は彼にとって「まったく楽しくなくて、毎日刺激がない」ものでした。ある日、満員電車の窓ガラスに映った“絶望の顔”をした自分を見て、「やめよう」と決意。
「仕事に刺激がない」という言葉が胸に刺さる人も多いのでは
仕事を辞めよう、配信に集中していこう……とすぐ決心できるメンタリティー。この意志の強さがプロで活躍する秘訣なのかも
自身を「後先考えず行動する」タイプと語るKakigoya選手。会社を辞めることをすぐに決断し、(当時は)配信一本に集中してやっていこう……と打ち込んだとのこと。生活費を賄えるほどの収入はなかったものの、「お金がない時の方が楽しい」という持論もあり、刺激があって楽しかったと振り返っています。
数あるプロチームからIGZISTを選んだ理由も紹介されています
そんなKakigoya選手の2026年の目標は、昨年が納得のいく成績ではなかったため、「とにかく勝ちの年にしたい」と宣言。具体的な目標は「全部優勝」「勝ちの回数が一番多いようにしたい」。大会に勝つことで、自分とチームがいろいろな人に応援してもらえるようになりたいと願っているそう。
また、いつも応援してくれるファン、一緒に戦う仲間、そしてチャンスを与えてくれたチームに、「勝利という形で少しでも恩返しできれば」と考えているそう。
オフライン大会の歓声は「気持ちいい」と語るKakigoya選手。当然、PUACL2026でも決勝のオフライン大会(PUACL2026 FINAL)を狙います
そして、「IGZISTと一緒にもっと上へ駆け上がり、結果で証明したいと思います。ぜひ期待しておいてください」とファンへメッセージを送りました。
“プロの背中”で動画は締めくくられる
今回のKakigoya選手の動画のように、選手の原点や価値観、チームに対する想いを紹介する発信は、ファンを生むだけでなく、選手志望の若い世代にとって具体的なロードマップが見えるものになります。
また、シーン全体の成長のきっかけになることはもちろん、選手自身の競技に向き合う軸が明確になるという面でも、チームや選手自体にもメリットがあるといえるのではないでしょうか。
選手の“生の声”が伝わる試み。こういった発信が、多くのチームや選手から生まれていくことを願ってやみません。
ちなみに、アスキーの公式YouTubeチャンネルにも、Kakigoya選手のインタビューが公開されています。こちらもあわせてチェックしてくださいね。
