“全体がゴム底”という珍しい設計
重量263g、Galaxy Z Fold7の優秀な外付け入力デバイス
多くのモバイル用キーボードは、裏面に直径5~7mmほどの丸ゴムを4~5個貼り付けただけという簡易構造が多い。しかしCLEAR WIRELESS KEYBOARDは底面全体が大きなゴム素材で覆われている。このため机に置いた時の滑りやたわみが非常に少なく、構造的な剛性にも一役買っている。コンパクトゆえに強いタイピングをすると本体が“ペコペコ”しがちなモデルが多い中、この底面設計は地味に高評価ポイントだ。
本体重量を測ってみると263g。ThinkPad TrackPoint Keyboardの519gと比べると約半分。Ankerのモバイルキーボードより約90g重いが、本機の剛性と安定感を考えれば受け入れられる差だろう。筆者は今年のメイン端末であるGalaxy Z Fold7と組み合わせて使う予定だ。ただしこのキーボードにはタッチパッド機能が無いので、大画面の操作性を確保するためには指タップか、もしくはBluetoothマウスの併用が必須となる。
そこで今回は、以前にも紹介したサンワサプライの「超薄型ワイヤレスコンボマウス」を加えて運用してみた。Galaxy Z Fold7+CLEAR WIRELESS KEYBOARD+薄型マウスの合計重量は532g。小型ノートPC並みに入力環境を整えながら、この軽さでバッグに放り込めるメリットは非常に大きい。出張先でのモバイルワークはこのコンビで完璧だ。
スマートフォンは人類が「常に身につけて持ち歩くコンピュータ」として、もはや生活の中心に居座る存在だ。であれば、そのスマホを最大限活用し、モバイルPCに近い生産性を得られる周辺機器の価値は今後ますます高まるだろう。CLEAR WIRELESS KEYBOARDのように安価ながらも独自性のあるキーボードは、その裾野を広げる存在だと感じる。
次回、もし再びスマホ×キーボードのモバイル環境を取り上げる機会があれば、タッチパッド付きでより軽量なコンパクトキーボードとGalaxy Z Fold7の組み合わせについても検証してみたい。今回のスケスケ系キーボードが惹きつけた“透明好きの血”が、次はどんな周辺機器を衝動買いへと導くのか、筆者自身も楽しみにしている。

今回の衝動買い
・アイテム:CLEAR WIRELESS KEYBOARD
・購入:浅草ROX 3COINS
・価格:1100円
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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