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ScanSnap「iX2500」

価格据え置きで大幅アップデート!大満足したスキャンスナップの実力をテストしてみた

2025年10月21日 17時00分更新

文● ドリまつ/三宅/ASCII 編集⚫︎ASCII

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価格据え置きで大幅にアップデートしたScanSnapのiX2500

 iX2500は前モデルから大幅な改良を経て、さらに使いやすくなった家庭用と仕事用で兼用できるスキャナー。A4文書から名刺、レシートまで、多様な用紙を一気に処理できる柔軟さが魅力です。

 スピードや精度はもちろん、クラウド連携やユーザーごとのカスタマイズ機能が充実。家族や職場で複数人が利用する環境でもストレスなく使えます。

 ここからは、iX2500のメリットとデメリットを詳しく紹介していきます。購入を検討している人は参考にしてください。

iX2500を購入する3つのメリット

ポイント(1)複数サイズの文書データを一括で処理

 iX2500はA4文書と名刺、さらにレシートなどサイズの異なる用紙をまとめて投入可能。スキャンしたデータはクラウド上で自動的にフォルダー分けされるため、分類の手間が大幅に削減されます。経費精算や家計簿管理といった用途でも利便性を発揮するでしょう。

 家庭では、学校から配布された子どものプリントや連絡帳、領収書や公共料金の明細をまとめて処理。いちいち手動で仕分ける必要がないので、紙の管理が苦手な人でも簡単に整理整頓が可能になります。

ScanSnap iX2500

A4文書や名刺、レシートなど、複数のサイズを一括でスキャナー可能

YouTubeでScanSnap「iX2500」のレビュー動画を見る

ポイント(2)複数人で使う環境に向いている

 本体で細かい設定をする必要はなく、接続先のPCやスマホ側で調整できるのが大きな特徴です。利用者ごとに設定を変えられるため、複数人での使用に向いています。

 例えば、子ども用には勉強プリントを自動でクラウド保存、親用には仕事書類をPDF化してメール添付といった使い分けも容易。家族全員が同じ機械を快適に共有できる点が魅力です。

ScanSnap iX2500
ScanSnap iX2500

オフィスでも、家庭でも、デバイスを繋げば自分の設定で使える

ポイント(3)45枚/分の高速性能

 45枚/分という高速のスキャン速度に加え、物理ボタンによる操作性も向上。さらに、紙が曲がっていた場合には自動で給紙をストップし、紙がクシャクシャになるのを防ぎます。

 この性能アップにもかかわらず、価格はほぼ据え置き。物価高の中で大幅なパワーアップを実現しているので、選ばない理由が見つからないといえるほどお得感のある製品です。

ScanSnap iX2500

45枚/分の高速スキャンが可能

購入時に注意したい2つのポイント

ポイント(1)頻繁に使わないならオーバースペック

 前モデルの「iX1600」から2000番台モデルへと進化し、フラッグシップらしい性能を備えたiX2500。しかし、実売価格は定価で3300円アップ程度と手の届きやすさを維持しています。

 とはいえ、日常的に大量の紙をデジタル化しない人にとってはオーバースペックに感じます。家庭用途でも利用頻度が低い場合は、より安価なモデルで十分かもしれません。

ScanSnap iX2500

使用頻度が高くないならオーバースペックかも

ポイント(2)作業量に応じた選択を

 45枚/分という作業スピードは家庭用や一般業務には十分ですが、「もっと速いスキャナーが欲しい」という人にはやや物足りないかも。他社モデルでは80枚/分の超高速タイプも存在します。

 ただし、それらは価格が3倍以上することが多いので、出費に見合うかは作業量次第です。自分にとって必要なスピードを見極めて選択するのが賢明でしょう。

Amazonの「スキャナー」検索結果。価格と性能でいろんな製品がある

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