アドル17才のセルセタ地方での冒険が明かされる

アドルがなぜ冒険家と呼ばれるようになったか?Switch『イース・メモワール -セルセタの樹海-』をプレイレビュー

2025年05月22日 19時00分更新

文● ミヤザキ/ASCII

アドルがなぜ冒険家と呼ばれるようになったか?Switch『イース・メモワール -セルセタの樹海-』をプレイレビュー

 日本ファルコムが、本日2025年5月22日にNintendo Switchで発売したアクションRPG『イース・メモワール -セルセタの樹海-』。今回は同社よりソフトの提供を受けたので、そのプレイレビューをお届けしよう。本作の価格は、パッケージ版/ダウンロード版ともに4840円だ。

 なお、パッケージ版には初回特典として本作のために新規アレンジされた楽曲を収録したCD2枚組の「イース・メモワール -セルセタの樹海- オリジナルサウンドトラック」が付属。また、パッケージのジャケットはリバーシブル仕様となっている。

『イース セルセタの樹海』とは?

 レビューに入る前に、本作について簡単に説明しよう。本作は、主人公であるアドル・クリスティンのセルセタ地方での冒険を描いたタイトル。PlayStation Vitaを皮切りに、PlayStation 4、PC(Steam)とさまざまなハードで発売されてきた。

※:PC(Steam)版はXSEED Games、Marvelous USAから発売

アドルがなぜ冒険家と呼ばれるようになったか?Switch『イース・メモワール -セルセタの樹海-』をプレイレビュー

セルセタ地方でさまざまな仲間と出会い、古代セルセタ文明にまつわる謎に迫る

 「メモワール」版は、新規アレンジBGMを収録。ゲーム内でオリジナル版とメモワール版の2種類からBGMを切り替えられる。

アドルがなぜ冒険家と呼ばれるようになったか?Switch『イース・メモワール -セルセタの樹海-』をプレイレビュー

メニューのオプションでBGMは切り替え可能。初期状態ではメモワール版となっている

 また、「イース」はこれまで10作以上の作品が発売されているが、物語は基本的に一話完結。なので、どこからプレイしても問題ないというのも特徴のひとつ。特に本作はアドルが記憶を失くしてキャスナンという街にたどり着くところから始まっており、プレイヤーも主人公と同じ目線でゲームを始められる。

アドルがなぜ冒険家と呼ばれるようになったか?Switch『イース・メモワール -セルセタの樹海-』をプレイレビュー

キャスナンの街をふらつきながら歩くアドル。この後、宿屋の前で倒れてしまう

簡単操作で小気味よいアクションが爽快!

 本作をプレイして一番楽しかったのは、アクションの軽快さと気持ち良さ。攻撃、防御、回避などの基本アクションは1ボタンで出せ、押すボタンは多くても攻撃技のスキルや超必殺技的なEXTRAスキルを出すときの2つ同時押しくらい。複雑な操作なしで各アクションが出せるので、アクションに慣れていない人でもすんなり遊べるだろう。

アドルがなぜ冒険家と呼ばれるようになったか?Switch『イース・メモワール -セルセタの樹海-』をプレイレビュー

スキルはスキルゲージが溜まっていると出せる。スキルゲージは溜め攻撃を出したり、フラッシュガードを成功させたりすることで回復できる。ゲージは溜めやすいので、スキルをガンガン使えるのも◎

アドルがなぜ冒険家と呼ばれるようになったか?Switch『イース・メモワール -セルセタの樹海-』をプレイレビュー

EXTRAゲージが溜まっていると出せるEXTRAスキル。威力が高いのはもちろん、広範囲にダメージ判定があるので、通常の戦闘、ボス戦、ともに役立つ。ちなみに、初期状態ではL+Rボタンの同時押しで出せるが、ゲーム設定で1ボタンに変更できる

 本作は3人1組のパーティ制を採用。オールラウンドで戦える主人公のアドル、攻撃力は低いが遠距離から攻撃できるカーナなど、キャラクターごとにそれぞれ攻撃方法に特徴があるので、操作していて楽しい。ちなみに、パーティメンバーはアドルを含め、全部で6人いる。

 攻撃には斬、突、打と属性があり、それに対応して敵に弱点属性が設定されている。操作キャラの切り替えにもちゃんと意味が用意されているのもグッド。

アドルがなぜ冒険家と呼ばれるようになったか?Switch『イース・メモワール -セルセタの樹海-』をプレイレビュー

左スティックの押し込みや、冒険日記の「モンスター」の項目で敵の弱点属性を確認できる。弱点属性でなくても敵にはダメージを与えられるので、キャラの切り替えが面倒という人も安心してOKだ

アドルがなぜ冒険家と呼ばれるようになったか?Switch『イース・メモワール -セルセタの樹海-』をプレイレビュー

要所要所でボスが出現。ただ攻めるだけなく、倒し方にひと工夫が必要なものもいるので、相手の挙動はしっかりと確認するようにしよう

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