大柄な人の車中泊はちょっと厳しい
この時の荷室の長さ(奥行き)は160cmを少し超える程度になります。別記事で矢田部明子さんが「車中泊ができます!」と言っていましたが、身長185cmの筆者にはできませんでした(ホンダの大人気ミニバン「FREED」に乗ってわかった5つの良くなったポイント)。
車中泊で必要なのは、夜の灯。クロスターにはいくつも室内灯があるので、夜に車内で荷物を探す時にはとても重宝します。
ということで、エビスサーキットで行なわれるD1グランプリの取材を、このクルマでお邪魔。運営スタッフから「何を撮っているんですか?」と言われながら、車両を記念撮影。では寝てみましょう。
車中泊で毎回問題になるのが「荷物をどこに収納するか」です。その点においてFREEDの二階建て方式は実にスマート。ただ、問題は160cmしかないので、185cmの筆者は車中泊できないと前述しましたが、できないと野宿になるので頑張って試行錯誤した結果「斜めに寝る」というワザを編み出しました。
こんな濃霧の中、安達太良山渓の中で数日間過ごしたのでありました。ただ床面が硬いので、エアーマットレスなどを用意した方が安眠できるでしょう。クッションの方が快適ですが、かさばるのでオススメはしません。
実のところ期待値が高すぎたため「思っていたのと違う」だったのですが、2泊もしてくると慣れてくるから不思議です。
【結論】車中泊はできなくはない
ただし考えることがたくさんある
実のところ、このクルマで車中泊をするというのは、知恵を絞ればできるけれど……といったところ。また自分の荷物の置き場所について、いろいろと考えなければならない面はあることも、あわせてお伝えします。
結局のところ、人間が横になるためには、かなりの面積を必要とすると改めて思った次第。FREED CROSSTARの荷物収納スペースをいかに有効活用するかが、車中泊のポイントになるでしょう。
ただ、ほかのクルマは二階建てスペースがないため、収納面で優位なのは言うまでもありません。

この連載の記事
-
第588回
自動車
都市型SUVの新定番! マツダ「CX-30」がもたらす新感覚ドライブ -
第587回
自動車
死角ナシの万能SUV! マイチェン版トヨタ「カローラ クロス」に乗ってわかった“しっとり快適”の正体 -
第586回
自動車
今しか選べない“熱き”ガソリンSUV!マセラティ「グレカーレ」の真髄を体感する -
第585回
自動車
カッコいいワゴンは健在! アウディの新型「A5 Avant」は流麗なデザインと広々ラゲッジでアウディらしさを継承する -
第584回
自動車
「VEZEL e:HEV RS」は後出しズルい! と言いたくなるほどイイクルマだった -
第583回
自動車
採点方式が激変の2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」最終決戦! 10ベストカー試乗会レポ -
第582回
自動車
BMW「X2 M35i」はカジュアルさとBMWらしさが高次元にバランスした日本にピッタリなSUV -
第581回
自動車
フォルクスワーゲン「ゴルフ GTI」はオトナになったボーイズたちに勧めたいぜいたくな1台 -
第580回
自動車
プジョーの新SUV「3008」はデザインでの購入者が大半! リゾートホテルのような内装とクーペフォルムが牽引する -
第579回
自動車
新型「プレリュード」は今のHondaを凝縮したハイブリッドスポーツの前奏曲だ! -
第578回
自動車
クラウン・エステートで車中泊体験! 「おもてなし」シートで過ごすぜいたくなドライブ体験 - この連載の一覧へ





















