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いま聴きたいオーディオ! 最新ポータブル&ハイエンド事情を知る 第27回

Sonos Arc Ultra

大画面テレビでチープな音じゃ台無し、サウンドバーを選ぶなら基準となるこの機種を (1/5)

2025年03月17日 13時00分更新

文● HK 編集●ASCII

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テレビの大画面化は進んだ、では音は?

 Netflixなどの高画質な映画/ドラマコンテンツをリビングの大画面テレビで楽しむ。これはマニアに限らず、一般家庭でも当たり前になりました。

 テレビのサイズも65インチ、75インチ、そして80インチオーバーと大画面化が進んでいます。驚くほどの大画面だけれど、意外と手の届く価格帯で買えることに驚いたりもします。映画が大好きな筆者にとっては素晴らしい時代になりました。

 ただ、「少しもったいないなぁ」と思うのは、画面サイズには敏感な読者が多い一方で、「音に関してはそれほどでもない」という人が意外に多いと感じる点です。

 「うちはマンションだからあまり大きな音は出せない」とか、「リビングに巨大なAVアンプやたくさんのスピーカーを置くスペースはとても取れない」といった事情があるのも重々承知していますが、映画における音はとても重要です。

 特に昨今、サウンドバーが著しい進化を遂げ、驚くほど音が良くなっている現状を考えるともったいないように思います。

高級クラスのサウンドバーで最初に検討したい1台

 そんなサウンドバーの中で、いまお勧めしたいのが「Sonos Arc Ultra」です。

 米国のSonosは多機能なネットワークスピーカーで有名なブランドですが、近年ホームシアター製品にも力を入れています。サウンドバーは得意のカテゴリーと言っていいでしょう。

 サイズは幅1178×奥行き110.6×高さ75mmで、重量は5.9kgです。サイズ的には65インチを超えるテレビとマッチし、カラーはブラックとソフトホワイトの2色が選べます。

ブラック

ソフトホワイト

 市場にはさまざまな製品が存在しますが、サウンドバーを買う際にはまずこの機種を基準に考えるのがいいと思える完成度を持っています。そんなSonos Arc Ultraの魅力を紹介していきましょう。

Sonos Arc Ultraの特徴

 「Sonos Arc Ultra」は、Sonosの最上位サウンドバーで、従来のハイエンドモデル「Sonos Arc」より音質が飛躍的に向上しています。65インチ以上のテレビとマッチするサイズで、Wi-Fi・Bluetooth機能を備え、アプリ操作やストリーミング再生が可能。HDMI eARC接続に対応し、Dolby Atmosなどの最新音響フォーマットをサポートしています。

主な特徴:

高音質: 独自ドライバー「Sound Motion」を採用し、低音の迫力と音の分離感が向上。
拡張性: ワイヤレスでリアスピーカー「Era 300」やサブウーファー「Sonos Sub 4」と連携可能。
設置の容易さ: HDMIケーブル1本で接続でき、Trueplay機能による自動音質補正も搭載。
没入感のある音場: 9.1.4ch再生が可能で、包み込まれるようなサウンドを実現。

従来のAVアンプ不要で高音質なホームシアター体験ができるため、サウンドバーに懐疑的な人にも試してほしい製品。

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