建築家の空間創造力と画像生成AIを活用した空間ビジュアライゼーションサービス提供開始
株式会社SAMURAI ARCHITECTSは2月4日に、建築家の空間創造力と画像生成AI技術を組み合わせた空間ビジュアライゼーションサービス「VISIOAL(ビジョアル)」の提供開始を発表した。不動産の企画段階におけるコンセプトやビジョンを高精細な空間ビジュアルとして視覚的に具現化する。
この新サービス「VISIOAL」は、不動産企画の初期段階で見受けられる「コンセプトやビジョンはできたが、空間イメージの具体化が難しい」という課題に応えるもの。従来使われてきたデザインイメージを伝える「ムードボード」だけでは伝わりにくい企画意図を、建築家の「空間を創造する力」とAI技術による写真のようなリアルなビジュアルで表現する。
VISIOALの一つの特長は、従来の図面を必要とせず、ビジョンやコンセプト、敷地写真などからビジュアルを制作可能としていること。建築や空間デザインをプロが手掛け、ブランドの意図を深く理解した上で独自の空間を立案する。そして、AIが植物や素材の質感など、細部までリアルに表現することで、説得力を強化できるとしている。
商業店舗、ホテル、オフィス、戸建て住宅など幅広い不動産のビジュアル化に対応可能とのこと。同社は、本サービスで「空間を創造する力による事業価値の創造」を目指すという。また、今後はサービスを拡充し、イメージ作成だけでなく、建築家が実施設計まで一貫して行うことを目指すとしている。