キヤノンマーケティングジャパンは1月27日、同社のスモールオフィス向け複合機において、バッファオーバーフローの脆弱性を複数確認したと発表した。
一連の脆弱性は有線ルーターやWi-Fiルーターを介さず、ネットに直接接続している場合に、第三者による任意のコード実行やサービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける可能性があるというもの。確認された脆弱性の識別番号は、以下のとおりだ。
・CVE-2024-12647
・CVE-2024-12648
・CVE-2024-12649
対象機種は、スモールオフィス向け複合機「MF656Cdw」および「MF654Cdw」。他の製品については脆弱性の有無を調査中で、対象機種が増えた場合は速やかに案内するとしている。
ユーザーにできる対応として同社は、対象製品のファームウェアを最新版へアップデートするよう案内。あわせて、製品をネットへ直接接続することを避け、ファイヤーウォールやルーターを活用した安全なプライベートネットワークで使用するよう案内している。
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