久夛良木健氏や岡村秀樹氏のインタビューでこの30年間のゲーム産業の進化を振り返る

コンテンツ産業は日本の基幹産業に並ぶ規模にまで成長!「CESA ゲーム産業レポート2024」が本日発売

2024年12月20日 10時00分更新

文● ミヤザキ/ASCII

コンテンツ産業は日本の基幹産業に並ぶ規模にまで成長!「CESA ゲーム産業レポート2024」が本日発売

 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA)は12月20日、国内外のゲーム産業に関するレポートである「CESA ゲーム産業レポート2024」を発刊。価格は書籍版、PDF版(CD-ROM版)ともに5万5000円だ。

 本書は、これまでの「CESAゲーム白書」を刷新し、さまざまなデータと多角的な分析、各企業の具体的な事例を加える形で制作。

 デジタル販売による売上データも含めた国内外のゲーム市場について紹介するほか、同協会の会員企業を対象とした調査で明らかになった国内のゲーム産業動向や、日本のコンテンツ産業全体におけるゲーム業界の立ち位置、ユーザー動向についても詳細に解説している。

 ゲーム産業の“今”が分かる内容として、業界関係者はもちろん、一般の人や学生にも広く役立てるレポートとなっているので、ぜひ活用してみてはいかがだろうか。

【製品概要】

製品名:CESA ゲーム産業レポート2024
発行:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
発売日:発売中(2024年12月20日)
価格:
 書籍版:5万5000円
 PDF版(CD-ROM版):5万5000円
判型:A4
ページ数:360ページ
紹介ページ:https://f-ism.net/report/cesa2024.html
制作協力・販売:角川アスキー総合研究所
内容:
 第1章 巻頭トピックス(特集・インタビュー・寄稿)
 第2章 国内市場・グローバル市場・産業動向
 第3章 ユーザー動向
 第4章 CESA活動・会員企業の取り組み

■「CESA ゲーム産業レポート2024」の主なトピックス

【第1章】

 フルリニューアルした本書では、巻頭特集として久夛良木健氏、岡村秀樹氏のインタビューを掲載。プレイステーションならびにセガサターンの30周年を記念し、両氏がこの30年間のゲーム産業の進化を振り返る。そのほか、近年のゲーム産業におけるトピックスについて、ゲーム業界のキーパーソンが事例とともに紹介する特集記事も掲載。

【第2章】

 国内外のゲーム市場に関する分析・紹介とともに、開発コストや就業状況、他のコンテンツ産業を含めたクロスメディアとしてのゲームなど、より幅広い視点でゲーム市場の動向を解説。

●グローバルのゲームコンテンツ市場規模は約30兆円。4年で2倍近くに伸長
 2020年に20兆円を突破したグローバルのゲームコンテンツ市場規模は、その後も右肩上がりで推移。とくに2022年以降は円安の影響を強く受け、市場規模は拡大傾向が続いている。

 プラットフォームごとの内訳では、モバイルゲームがスマートフォンの普及とゲームアプリの充実によって成熟し、その後も市場の中で大きな割合を占めている。また家庭用ゲームとPCゲームはそれぞれ2割前後を占めているが、Steamの台頭によりPCゲームが着実にシェアを伸ばしているのが特徴だ。

コンテンツ産業は日本の基幹産業に並ぶ規模にまで成長!「CESA ゲーム産業レポート2024」が本日発売

●コンテンツ産業は日本の基幹産業に並ぶ規模にまで成長。海外売上4.7兆円のうちゲームが占める割合は約6割にのぼり、外貨獲得に大きく貢献
 コンテンツ産業全体での海外輸出高は4.7兆円にものぼり、日本の基幹産業である半導体産業や鉄鋼産業と肩を並べる規模で外貨獲得に大きな役割を果たしている。

 また、コンテンツ産業の中でもゲーム産業が6割近い売上を占めていることから、日本のコンテンツ産業の海外展開をゲームが牽引していることが明らかになった。

コンテンツ産業は日本の基幹産業に並ぶ規模にまで成長!「CESA ゲーム産業レポート2024」が本日発売

●国内ゲーム産業総就業人口は約20万人と推定。平均年収は708万円とほかの業界と比較して高水準
 ゲーム関連の総産業人口は20万人前後と予測されており、周辺産業を広く巻き込む形で雇用人口の創出に貢献。

 同協会の会員企業を対象に行った調査により、ゲーム産業の平均年収が708万円と高い水準であること、また大手企業を中心に積極的な賃上げの取り組みを行っていることも明らかになり、市場拡大の面のみならず雇用拡大の面からも成長を続けていることがよくわかる結果になった。

【第3章】

 プラットフォームごとのゲームユーザーの動向やeスポーツなど、ゲームに関するユーザー動向を分析している。

●2023年の国内ゲーム人口は過去5年間で最多の5553万人
 日本におけるゲーム人口は2020年に5000万人を突破。その後2022年はやや数値を落としたものの、2023年には前年比3%増の5553万人という結果になった。すべてのプラットフォームでプレイするマルチユーザーは731万人と、前年の599万人から大きく増加していることがわかる。

コンテンツ産業は日本の基幹産業に並ぶ規模にまで成長!「CESA ゲーム産業レポート2024」が本日発売

【第4章】

 東京ゲームショウ、CEDECといった当協会の主催イベントや会員各社の取り組みなど、産業振興と健全な業界発展を目的としたさまざまな取り組みについて紹介。

※データの出展は「CESA ゲーム産業レポート2024」より。

【製品情報】

製品名:CESA ゲーム産業レポート2024
発行:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
制作協力・販売:角川アスキー総合研究所
発売日:発売中(2024年12月20日)
価格:
 書籍版:5万5000円
 PDF版(CD-ROM版):5万5000円

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