AIにあたたかみをもたせるデザインに
スマホのデザインが似通ってくるなか、グーグルとしてはカメラ配置以外にも「Pixelらしさ」をデザインに落とし込んでいる。
松岡氏は「AIを訴求しているが、一方でAIはなんとなく冷たい感じがしてしまう。そこでデザインでできるだけ温かみを感じられるようにしている。AIっていいよね、AIがあると便利で助かるよねという見た目にしていきたい」と語る。
実際、最近のPixelシリーズでは、本体の角の部分に丸みを持たせるなど工夫が施されている。この丸みも30個ぐらい試し、3Dプリンタで出力したものを触り、さらに画面を入れ、モックアップを作るなど、様々な検討を重ねて形を決めていく。
角をあまり丸くしてしまうと、画面上部の表示部分が狭くなってしまい、アンテナピクトやキャリアの表示も入らなくなってしまう。
松岡氏は「アイコン表示が少なくなるとソフトウェア開発の人とケンカになる。そこではデザイナーとソフトウェア開発者の駆け引きが展開される。ただ、これもPixelというハードと、Androidというソフトの両方をやっているグーグルの強みと言える」と語る。
この連載の記事
-
第219回
トピックス
「ドコモ銀行」どう実現? 住信SBIネット銀買収の観測も -
第218回
トピックス
みずほ、楽天に助け船 ドコモは三菱UFJとタッグの可能性も -
第217回
トピックス
シャオミ台数急増 理由は安くても品質に自信大 -
第216回
トピックス
総務省の“アップルつぶし”か スマホ下取り価格規制 -
第215回
トピックス
クアルコム、経済圏拡大に“邪魔者” アームとの対立深まる -
第214回
トピックス
ドコモよりauとソフトバンクの体感品質が上がっている事実 -
第213回
トピックス
総務省がソフトバンクを刺しに来た? もう割引規制なんて撤廃すべきだ -
第212回
トピックス
「折りたたみスマホ」いまだに低調 欲しいと思える「何か」が足りない -
第211回
トピックス
KDDIローソン、狙いは“学生” 「無料ギガ」と「吊るし」でアピール -
第210回
iPhone
アップル「iPhone 16」シリーズ、オススメはこの2つ - この連載の一覧へ