生成AIは“ありふれた技術”になっていく
あらためて振り返ると、画像生成AIは、静止画から、動画へ、そして、3Dへとその範囲を拡大しようとしています。来年も、さらに高性能化、高品質化を続けていくことはほぼ間違いないでしょう。
画像生成AIで出せる画像の精度は、まだ人体表現など苦手な部分は残っているとはいえ、一貫性の問題を克服しつつあり、行き着くところまで行きつつあるという印象です。品質的には十分に商用利用に耐えうる水準に達しています。一方で、動画生成AIの急速な性能向上は、進んでいる最中です。生成できる時間がまだ10秒程度と限られている限界があり、これらをいかに安定的に伸ばしていくのかという競争になっていくと思われます。
経済産業省「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」より
また、日本国内では利活用を促進するために、生成AIに関連する国の方針の整理も進みました。文化庁「AIと著作権に関する考え方」、内閣府「AI時代の知的財産権検討会 中間とりまとめ」、経済産業省・総務省「AI事業者ガイドライン」と3つの文書が取りまとめられました。国は現行法で対処可能という方針で、実際の運用の段階に入りました。(参考「政府、生成AI推進に向けて議論を加速」)
特に、コンテンツ分野では、7月に経済産業省はこれらの3つの文書を要約して、実際の事業者が活用するためのわかりやすい参考資料として「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」を公開したりと、周知に努めています。来年は単なる技術革新だけにとどまらず、日本国内での利活用ケースが今年以上に増え、ありふれた技術へと一般化していくことが予想されます。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第150回
AI
無料でここまで? 動画生成AI「LTX-2.3」はWan2.2の牙城を崩すか -
第149回
AI
AIと8回話しただけで“性格が変わる” 研究が警告する「おべっかAI」の影響 -
第148回
AI
AIが15万字の小説を1週間で執筆──「Claude Opus 4.6」が示した創作の未来 -
第147回
AI
ゲーム開発開始から3年、AIは“必須”になった──Steam新作「Exelio」の舞台裏 -
第146回
AI
ローカル音楽生成AIの新定番? ACE-Step 1.5はSuno連携で化ける -
第145回
AI
ComfyUI、画像生成AI「Anima」共同開発 アニメ系モデルで“SDXL超え”狙う -
第144回
AI
わずか4秒の音声からクローン完成 音声生成AIの実力が想像以上だった -
第143回
AI
AIエージェントが書いた“異世界転生”、人間が書いた小説と見分けるのが難しいレベルに -
第142回
AI
数枚の画像とAI動画で“VTuber”ができる!? 「MotionPNG Tuber」という新発想 -
第141回
AI
AIエージェントにお金を払えば、誰でもゲームを作れてしまうという衝撃の事実 開発者の仕事はどうなる? -
第140回
AI
3Dモデル生成AIのレベルが上がった 画像→3Dキャラ→動画化が現実的に - この連載の一覧へ






