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あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞2024 第9回

「WF-C510」

圧倒的な軽さでソニー品質、定番イヤホン探すならこれでいい

2024年11月12日 17時00分更新

文● 南田/ASCII 編集●ASCII

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「WF-C510」のメリットとデメリット

 以下、「WF-C510」ならではの特徴(メリット)と、購入する際に注意したいポイント(デメリット)について解説します。

特徴1:本体もケースもコンパクトで軽い!

 「WF-C510」の最大のメリットは、とにかくコンパクトで軽いことです。前モデルから本体体積は約21%ダウンの約4.6g×2、充電ケースも体積約23%ダウンの約31g。装着時に手に取ると、ちょっとびっくりする軽さです。本体が小さく耳から飛び出す量が抑えられることで、装着性も安定しています。

前機種「WF-C500」から本体は約21%、充電ケースは約23%サイズダウン。

密閉型のため装着感こそありますが、耳からの飛び出しが少なく、そのぶん装着感も安定。

 そして、USB-C対応の充電ケースの小ささも魅力的。タイトフィットな上着のポケットに入れてもあまり膨らまず、普段小さいカバンを持ち歩く方は、サイズ重視で選ぶポイントにもなります。完全ワイヤレス装着時は、充電ケースをカバンに戻すという方も多いと思いますが、普通にポケットに入るので着脱時にケースを探すひと手間が無くなります。

約31gと軽くて小さい充電ケース。USB Type-C対応ですが、USB-Cケーブルは別途用意する必要があります。

カバンの中はもちろん、ポケットに入れてジャマにならないサイズ。タイトフィットな上着に入れてもかさばりません。

特徴2:新たに外音取り込み機能を搭載

 軽量コンパクト化を果たしつつ、新たに外音取り込み(アンビエントサウンド)モードを搭載したのも特徴のひとつ。スマホアプリ「Sound Connect」の設定で機能を有効化し、ボタンを1回押すだけで外音を取り込めます。レベルは20段階で調節でき、ボイスフォーカスをONにすると人やアナウンスのみを聞き取りやすくできます。これで電車のアナウンスを逃すこともありません。

前機種「WF-C500」にはなかった外音取り込み(ASM)機能を搭載。電車のアナウンスなどを逃すことはありません。

特徴3:マルチポイント&マルチペアリングに対応

 スマホやPCなど、最大8台までの機器とペアリングできるマルチペアリングに対応。今となっては珍しくない機能ですが、本体を取り出すだけで、近くで起動中のデバイスに自動接続してくれるのはやはり便利です。

 そして、もうひとつの便利機能がマルチポイント機能。スマホやPCなど2台の機器に同時接続でき、たとえばPCでのオンライン会議終了後、スマホで音楽再生すると自動で再生機器が切り替わります。また、PC作業中に着信があると、自動でスマホの通話に切り替わり、そのままハンズフリー通話も可能。いちいち再生デバイスを設定し直す必要はありません。

Sound Connectアプリから「2台の機器と同時に接続」をオンにすると、マルチポイントが利用できます。

マルチポイントを有効化すると、音楽再生や電話着信時のデバイス切り替えが不要に。

購入時に注意したい2つの側面

音質は平均点レベル

 音質は好みにもよりますが、ハイレゾ相当の音源を転送できるLDACには非対応で、音源をアップスケーリングするDSEEをAUTO設定で有効化しても平均点レベルという印象でした。本体やドライバーユニット(6mm)が軽量コンパクトなためか迫力の重低音とはいかず、イコライザーで低音域を無理に足すと音のバランスが破綻しがち。再生中の音源で自分好みの音質を選択して追い込める、Sound Connectアプリの「ファインド・ユア・イコライザー」機能を活用するのがオススメです。

Sound Connectアプリの「ファインド・ユア・イコライザー」は、再生中の音源から、複数回好みの音質をボタンで選んでイコライザー設定を保存できます。

ノイズキャンセルは非搭載

 流行のノイズキャンセリング機能は非搭載です。ここは小型軽量と重視したため割り切ったといえますが、飛行機や公共交通機関内など騒音が大きい環境で音楽を楽しむことが多いなら、同社の「WF-C700N」(直販価格1万6500円)が選択肢になるかと思います。ドライバーユニットは5mmとなりますが、本体は約4.6g×2、ケースは約31gと「WF-C510」とほぼ同等です。

ノイズキャンセルが必須なら、同社の「WF-C700N」(直販価格1万6500円)が選択肢に。こちらも本体は約4.6g×2、ケースは約31gと小型軽量です。

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