初回限定版コレクターズエディションに付く特典もあわせてチェック!
Switch版も発売!ロボット愛に満ちたアクションADV『UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』をプレイレポート
「そこで終わるんかーい!」。丁寧過ぎるがゆえの尺の短さ
と、原作愛をとことん感じさせるほどとても丁寧に作られている本作。だが実は、その丁寧さが裏目っているのだ。
「たとえ我が命つきるとも」というタイトルで気付いた方がいるかもしれないが、これはアニメ版7話のサブタイトルと同じ。そう、本作で描かれるのはアニメ7話までのストーリーなのだ(な、なんだってー!)。アニメ・グレンダイザーは全74話だから1割ほどの進み具合。正直なところ「え、ここで終わっちゃうの?」と思ってしまうのも無理はない。
ドラマチックさを増す中盤以降(ナイーダ姫とかな!)の物語が体験できない以上に、出ると負け状態なままの甲児が不憫でしてね。ベガ獣とだって戦ってみたかった……と、一度は肩を落としたものだ。
だが逆に考えてみたらどうだろう。この先に第二弾、第三段と続いて全74話が再現される可能性だってあるかもしれない。それは盛りすぎだとしても、地球製スペイザーを駆って活躍するダイザーチームの姿が「燃える愛の星」をBGMに見られるかもしれない。なんだったらウルトラサブマリンを出してくれてもいい(暴走)。劇場版「UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー」を盛り込んでくれても(大暴走)。
なんてグチと妄想を垂れ流してみたものの、ゲームとしての完成度と全体の(価格に応じた)ボリュームに不足は感じないし、グレンダイザーを操作して“ヒーロー然”と戦えるという唯一無二さは変わらない。令和に登場したデジタル超合金とでもいうべき本作を応援することで、続編へとつながってくれればと切に思うのであった。ていうか続編たのむよ~~~!
Switch版のプレイ感は?
これまではPS5版とSwitch版、共通の要素を紹介してきたが、ではSwitch版はどうだろうか。ハード性能の違いがあるため、PS5版とそのまま同じというわけにはいかないが、Switch版でも問題なくグレンダイザーの豪快なアクションを堪能できた。
なにより、テレビモードと携帯モード、いつでも場所を選ばずに遊べるのがポイント高し。これから本作を遊ぼうという人は、十分に購入の選択肢のひとつとして選べるはずだ。
ただ、携帯モードで残念な点がひとつ。通常のゲームシーンは問題ないが、オプションなどのコンフィグ画面の文字が小さくて、グレンダイザー世代の筆者には視力的なところでちょっとキビしかった。文字サイズの変更ができたらよかったのになぁ、と思ったりも。
初回限定版コレクターズエディションのアートブックはファン必携!
本作は、豪華特典付きの初回限定版コレクターズエディションも発売。本エディションには、ゲーム本編に加え、120ページにおよぶアートブック、オリジナルサウンドトラックCD、そしてキーホルダーが付いてくる。
今回のレビューに際し、メーカーさんからこちらも見せてもらった。まず目についたのが、外箱。明らかに永井豪先生率いるダイナミックプロによる描き下ろしじゃないですか! これだけでも飾っておきたい気分になる。
個人的に楽しみだったのが、アートブック。ゲームだけでなくアニメの設定画も掲載されるとのことで、非常に期待していた。実際読んでみると、これが見ごたえ抜群! しかも、永井豪先生のインタビューも載っていて、こちらの読みごたえも◎。グレンダイザーの誕生秘話など貴重な話が書かれているので、まさにファン必携といえる内容だった。
冊子のサイズはBlu-rayのパッケージとほぼ同じくらいと小ぶりながら、フルカラーでしっかりとした作りになっているので、満足度もかなり高め。ファンは、実際に手に取って確認してほしい。
【ゲーム情報】
タイトル:『UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』
ジャンル:アクションアドベンチャー
販売:3goo
開発:Microids
プラットフォーム:Nintendo Switch
※PlayStation 5/PlayStation 4版は発売中。
発売日:2024年11月14日
価格:
通常版:5280円(パッケージ版/ダウンロード版)
初回限定版コレクターズエディション:7480円(パッケージ版)
CERO:A(全年齢対象)
©Go Nagai/Dynamic Planning
©Dynamic Planning・TOEI ANIMATION
UFO ROBOT GRENDIZER – THE FEAST OF THE WOLVES.
Developed by Endroad, porting by Magic Media.Produced and Published by Microids. Additional development by Microids Studio Paris.
Published and Distributed by 3goo K.K. in Japan.
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