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自由自在に変形するCopilot+ PC、スタイルの柔軟性が魅力の日本HP「OmniBook Ultra Flip 14」
製品のメリットとデメリット
以下、他のパソコンにはないHP OmniBook Ultra Flip 14-fhならではの特徴(メリット)と、購入する際に注意したいポイント(デメリット)について解説します。
特徴1:あらゆるシーンで使える柔軟性
最大の特徴は、タッチパネルを生かし、タブレットのように手持ちで使うことも、パソコンのようにキーボードで操作することも、さらにはテレビのように自立して使うことも可能な点です。特に、テントのように自立する形態はコンバーチブルモードならではと言えます。
これはディスプレーを360度回転できるヒンジ機構を備えているためです。結果、テント/タブレット/ノートブック/スタンドモードの4つを自由自在に使えますし、画面も縦横に回転するので、タブレットモードで片手で持ち、ペンを使いながらブラウジングしたり、PDFに赤入れをするといった使い方も簡単です。
友人と一緒に動画を見る、同僚と一緒に資料を確認するなどのシーンでスタンドモードやテントモードは使えそうですし、メモを取りたいときはiPadのようにタブレットモードに変形させて作業するといった柔軟的な使い方が可能です。
Copilot+ PCでは画像生成AI機能も使えますが、これはペンと組み合わせると便利です。スタンダードモデル以上はアクティブペンが同梱しているため、買ったその日から使えます。アクティブペンの筆圧は4096段階で、左側面部に磁石があるためPC自体に装着できます。
特徴2:有機ELディスプレーとPoly Studio クアッドスピーカー
ディスプレーは、14.0型2.8K(2880×1800ドット)の有機EL(OLED)ディスプレーを採用しています。アスペクト比は16:10。16:9よりも縦方向の表示領域が広いため、画面が小さいという印象はないです。
ディスプレーは表示コンテンツによってリフレッシュレートを自動調節するVRR(可変リフレッシュレート)に対応しているほか、輝度400nitとノートパソコンとしては明るくできています。色域も広く(DCI-P3 100%)鮮やかで、動画や画像編集など細かい作業にも対応できる機種だと思います。
ハイブリッドワーク時代となり、カメラやマイクはより重要視される構成の1つですが、約900万画素のAIカメラとPoly Studioクアッドスピーカーを搭載。映像面や音響、ノイズキャンセル技術などを強化しているのでビデオ会議も快適に行えます。
特徴3:セキュリティー性能も万全
PCにはプライベートを含む、見られたくない情報がたくさんあると思いますが、本モデルは、個人向けとしては初めて「HP Wolf Security for Consumer」を搭載。
独自のセキュリティーチップにより、サイバー攻撃から自己修復し、データのプライバシーとユーザーの生産性を維持できます。
顔認証や指紋認証、プライバシーカメラスイッチも備えているので、副業などで重要な文書やデータを扱うユーザーには安心の設計。セキュリティーはPCとは切っても切り離せない問題でもあるので、ここがPC単体でしっかり保護されているのは心強いと思います。
ウィルス対策ソフト1つとっても色々な種類があるので何を買えばいいんだろうと頭を悩ます必要がないのは嬉しいですね。
購入時に注意したい2つの側面
カメラ性能はいいが、青みが強い
9MP IR AIカメラ(約900万画素)を搭載していますので、カメラの画質自体は非常に鮮明ですが、ホワイトバランス調整の補正具合にクセがあり、カメラを起動する環境によっては、若干青みがかることがあります。在宅ワークメインのユーザーにはZoomやGoogle Meetなどウェブ会議でカメラ機能をつかうことも多いので、ここは若干のマイナス点に感じました。
PC変形時の天地逆転にラグがある
テント/タブレット/ノートブック/スタンドモードとコンバーチブルさが売りのモデルでもありますが、タブレットモードからノートブックモードに変更するとき、天地が変わらないことが数度ありました。キーボードやディスプレーを操作ると切り替わりましたが、この辺はラグがなく切り替わってほしいところに思います。
上記2点は、使用環境や設定などによっても変化する部分のため、筆者のテスト環境に依存する面もあります。購入前に一度テストして見ることをお勧めします。
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