今年もクアルコムの年次イベント「Snapdragon Summit」がアメリカ・ハワイ州マウイ島で開催された。
2024年はパソコン向けのCPU「Oryon」が発表となり、Snapdragon X Eliteとして、各社のWindowsノートパソコンに搭載された。「Copilot+ PC」というオンデバイスAIに対応したパソコンという触れ込みで、クアルコムはインテルとAMDに牙城に切り込んでいった。
今年、「Oryon」はスマートフォン向けにも搭載され、「Snapdragon 8 Gen3」から「Snapdragon 8 Elite」へと名称を刷新した。さらに車載向けもOryonが載り、「Snapdragon Cockpit Elite」と「Snapdragon Ride Elite」に生まれ変わった。
クアルコムとしては、オンデバイスAIによってWindowsパソコン市場で存在感を示すなか、その勢いをスマートフォン、さらにはクルマにも波及させたいのだろう。「Snapdragon Elite」に統一することで、一般ユーザーへのブランド認知を図りたいようだ。
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