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田口和裕の「ChatGPTの使い方!」 第27回

ChatGPT「canvas」使い方と、Claude「Artifacts」との違いを解説 文章作成やコーディングがスイスイできます

2024年10月25日 17時00分更新

文● 田口和裕

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 以上、canvasの機能について一通り見てきた。一見するとClaudeが提供している「Artifacts」機能(詳しくはこちら)に似ている部分もあるが、Artifactは生成されたコンテンツを直接ピンポイントで修正することはできない。また、canvasが提供する「文字数」や「難易度」といった便利な調整ツールもない。

 一方、canvasにはプログラムを実行する環境がないため生成したプログラムを動かすには追加の手間が必要だ。対してArtifactでは、生成したプログラムをその場でプレビューでき、さらに不特定多数に公開することも可能になっている。

 また、AIを使ったコード生成の分野では「Cursor」が人気だ。Cursorは「Visual Studio Code(VSCode)」をベースにしたAI対応のコードエディターであり、プログラマー向けの機能が充実している。

 増える一方のAIツール。これからは自分のニーズやスキルに応じて適切なツールを選ぶことがこれまで以上に重要になってくるだろう。

田口和裕(たぐちかずひろ)

 1969年生まれ。ウェブサイト制作会社から2003年に独立。雑誌、書籍、ウェブサイト等を中心に、ソーシャルメディア、クラウドサービス、スマートフォンなどのコンシューマー向け記事や、企業向けアプリケーションの導入事例といったエンタープライズ系記事など、IT全般を対象に幅広く執筆。2019年にはタイのチェンマイに本格移住。
 新刊発売中:「生成AI推し技大全 ChatGPT+主要AI 活用アイデア100選」https://amzn.to/3OfWzUN

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