『デッドライジング デラックスリマスター』レビュー、オリジナルの面白さも健在!
ハチャメチャゾンビゲー『デッドライジング』がRE ENGINEでリマスター、面白さはまさにデラックス!
自由度の高いゾンビパラダイス!
変わらないオリジナル版の面白さに満足
デッドライジングが面白い理由は、圧倒的な自由度の高さ。ゾンビパラダイスを自由に楽しめるのがデッドライジングシリーズの醍醐味だ。時間制限があるものの、ゲーム内の3日間(72時間)は思った以上に長く感じるため、飽きることのない余暇を満喫できる。面白さを極めたいがために、何度も周回したくなるはずだ。
本作の基本的な遊び方は、ショッピングモールという名の箱庭を自由に探索し、さまざまなクエストをクリアすること。クエストのクリアはもちろん、生存者の救出やスクープ写真の撮影、ゾンビをひたすら倒しまくるなど、プレイの幅は多岐にわたる。
また、本作はRPGの要素も含まれている。戦闘の難易度はやや高めなので、経験値(PP)を稼いでフランク・ウエストのステータスを強化する必要がある。レベルを上げないと、ゾンビや「サイコパス」と呼ばれるボスにあっさりやられてしまうことも。
経験値(PP)を稼いでレベルが上がると体力や移動速度、アイテムスロット、技などが増えていき、攻略がよりスムーズになる。最初は弱かったフランク・ウエストも、レベルが上がれば上がるほど強くなっていく。ただのフリージャーナリストが、超人レベルのゾンビハンターになるのが面白い。
注意してほしいのが、72時間というタイムリミットだ。本作は自由度が高い半面、クエストごとに時間制限が設けられている。制限時間内にクエストを受けない、もしくは制限時間内にクエストをクリアしないと失敗扱いになってしまうのだ。ゾンビと遊びすぎたせいで、受けたかったクエストが失敗になるなんてことも……(筆者の体験談)。
ほぼリメイクのリマスターではあるが、オリジナル版の面白さが一切変わっていないのは実にありがたい。18年前の思い出が何度もフラッシュバックするほど、デッドライジング デラックスリマスターの完成度は高いと感じられた。試遊中に、「素晴らしい」と何度歓喜したことだろうか。
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